【株と為替 今週のねらい目】米中対立の激化で円高、株価に嫌気(7月27日~31日)

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東京外国為替市場 加速するか!? リスク回避のドル売り

ドル・円予想レンジ:1ドル=1ドル=104円50銭~107円50銭

   2020年7月17日(金)終値 1ドル=106円12銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、一時的にドルの下値を試す動きとなりそうだ。

   前週のドル円相場は、ドル弱含みとなった。米国がテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖命令を出したことで、リスク回避のドル売りが加速した。

   今週のドル円相場は、一時的にドルの下値を試す動きとなりそうだ。米国が新たな経済対策の検討を開始したことはドルの下支えとなるが、米国の中国総領事館の閉鎖命令に対して、中国が四川省成都にある米国総領事館を閉鎖するよう米国に要求したことで、米中関係の悪化でリスク回避のドル売りが強まっている。

   28日からFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催される。FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長会見での米国経済に対する見解、新たな金融政策に対する発言などが注目される。

   経済指標は、国内では7日に7月14、15日開催の日銀金融政策決定会合の主な意見、5月の景気動向指数確報、31日に6月の完全失業率と有効求人倍率、6月の鉱工業生産、7月の消費動向調査などが予定されている。

   海外では、28日に米FOMC(29日まで)、7月の米国CB消費者信頼感指数、29日にパウエルFRB議長会見、30日に4~6月期の米国GDP(国内総生産)、31日に6月の米国個人所得と米国個人消費支出、7月の中国製造業PMI(購買担当者景気指数)などが予定されている。

(鷲尾香一)

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