「頼れるところには頼ってみるのがいいかも」それはこんな人!
そんなわたしが、再び就活に迷いはじめたとき、ふと思い出したのが大学のキャリアカウンセラー制度だった。それまで大学の就職支援制度を利用したことはゼロに等しかったのだけれども、なぜだか急に思い出した。そして、それを利用したことで、わたしの気持ちは少しだけ軽くなった。
キャリアカウンセラーとは、いわば就活に関する相談のプロフェッショナル。一人ひとりの適性や能力を客観的に把握して、就職に関しての相談やアドバイスを行ってくれる人たちのことだ。
わたしが通っている大学には、このようなキャリアカウンセラーの方が常駐しており、就活に関して疑問や迷いがある時や、話しながら自分の考えを整理したい時に利用してくださいとうたっている。学生の就職に対してそこまで力を入れてない気がする、わたしの通っている大学にさえこのような制度があったので、他の多くの大学にもこのような就活生のための支援制度があるのではないだろうか。
これはあくまでわたしが思っていたことだけれど、大学の就活イベントとか就職支援とか、当てにならないと思っていた。「なぜ?」と聞かれると、はっきりした答えは正直ないのだけれど、なんとなく自分の中で大学と就活は結びつかないものだったのだ。
周りでも、「大学の就活支援制度を積極的に使っています!」という就活生はあまり聞かない気がするのだけれど、これはわたしの周りだけ?
それはともかく、大学の就活支援制度ならば、就活エージェントのように「ビジネス」ではないので、より親身に寄り添って相談に乗ってくれる。「身近な人に相談するのは気恥ずかしいけど、誰かに聞いてもらいたい」という「こじらせ就活生」のわたしにはピッタリの相談相手だった。
就活の悩みを、誰にも相談できないというのはつらい。でも、誰に話したらいいのかわからないという時もあるだろう。わたしの場合は、今まで当てにしていなかった「大学」でピッタリの相談相手を見つけた。悩める就活生をサポートしてくれる人は、あらゆるところにいる。ひとりで抱え込みすぎず、頼れるものには頼ってみると新たな気づきが生まれたりする。(叶多凛)