発想の転換を提案
本書では、女性の真の能力について述べ、それが十分に発揮される環境が整っておらず、そのために女性の離職者が多く、管理職が増えない現状を指摘。だが、これからは、企業や社会の中で、ますます女性の活躍がなくてはならないものであり、とくに企業は女性の離職者を減らし、管理職を増やすことを考えなければならないと主張する。
そのためには制度の整備が必要だが、現場のマネジメントレベルでも「改革」はできるというのが世永さんの意見。女性が「仕事を辞めたくない」「管理職をやってみたい」と思うほど仕事に「熱」を込められるようになる「スイッチ」を具体的に解説し、それをオンにするために必要な発想の転換を提案している。
「発想の転換で読み解く働く女性のやる気スイッチ 持てる力を120%引き出す並走型マネジメント」
世永亜実著
翔泳社
税別1600円