近い将来、注文から決済までを「非接触」に!
じつは、「Uレジ Mobile Order」開発の背景には、USENが5年前から展開している、飲食店向けタブレットPOSレジ「UレジFOOD」の存在がある。
タブレットPOSレジ「UレジFOOD」は、大型のレジスターではなく、タブレット一つで注文から精算、売り上げなどを管理できるので、その低コストや利便性が強みとなって利用店舗を増やしている。
「Uレジ Mobile Order」は決済機能の搭載も開発検討しており、そうなれば、来店客はメニューの注文から支払いまでを、「非接触」で済ませることができるようになる。また店にとっても、フロアスタッフの省力化が可能になる仕組みだ。
「Uレジ Mobile Order」は、この「UレジFOOD」のオプションとして開発されたものだが、コロナ禍で高まっている「非接触」のニーズに、スピーディーに手軽に対応できるツールとして、飲食店向けの提案に力を入れ始めた。
注文時の来店客とスタッフとの接触がなくなり、「USEN My Menu」がきっかけになって、「UレジFOOD」、さらには「UレジMobile Order」にグレードアップを見込んでいる飲食店もあるという。
ウィズ・コロナのなか、ITを使ったソリューションで飲食店支援はまだまだ可能性を秘めており、ITソリューション事業部の伊藤事業部長は、「まだまだ新たな機能の開発を予定している」と話している。
なお、USENは他にも新型コロナウイルス感染防止対策の一環として、「声で広げる! ソーシャル ディスタンス プロジェクト」を展開。全国80万施設で、アーティストや俳優、声優など総勢50人超のアンバサダーが、働く人や病院を訪れる患者とその家族、スーパーや飲食店などの来店者に感染防止の注意を呼びかける活動にも取り組んでいる。