みなさん、こんにちは。丸ノ内ミカです。
かつて昭和の時代に、「男の顔は履歴書。女の顔は請求書」というフレーズが流行っていた時期がありました。年齢を重ねたら、男性は仕事での活躍や充実度が顔に出る。そして、女性は美容やメイクにどれだけお金を掛けてきたか(お金を掛けられるほどの経済力ある配偶者がいるかどうか)が顔に出る、というのです。
しかし、女性の社会進出が進んだ現代では、性差によるこうした区分けは、もはや過去になっています。
コロナ禍がきっかけ、初めて転職を考えた
30代後半のS織さん。大学卒業後に入社した某小売業の本社の総務部で、ずうっと事務職をやっています。これまでは会社に特に不満はなかったそうですが、コロナ以降、周囲には勤務先から在宅勤務やリモートワークを認めてもらっている人も多いなか、S織さんの会社は、そのようなフレキシブルな対応をほとんどしていないそうです。
「小売業なので、現場がリモートワークできないのは仕方ないと思うんですが、私は本社勤務なのに、リモートはほぼゼロです。事務職の友人が、勤務先から結構リモートを認めてもらっているのを見てると、自分の会社に対して疑問を感じるようになってしまって、これまでみたいなモチベーションを保てなくなっちゃんたんですよね。今まで転職は考えたことなかったんですが、動くなら年齢的にもギリギリだと思うし、チャレンジするだけしてみてもいいかなと思って」
年齢的にも、ミドルシニア向けの転職支援サービスのほうがマッチングするところが多いと判断して、3か所くらいに登録。密かに転職活動を始めているとのことです。エージェントには「在宅勤務やテレワークなど、柔軟な働き方に対応している企業で働きたい」という希望を伝え、年収などの待遇もそれほど細かくは要求していないとのことですが、なかなか決まらないといいます。
そんなS織さんに、サバイバー女子会のメンバーの一人が、「転職活動がうまく行かない時は、『自分がエージェントだったら、この人にどういう仕事を紹介しようと思うか』って、エージェントの立場で考えてみたらいいんじゃないでしょうか」と発言。
それを機に、「転職成功のカギは、自分を知ること=自分を客観視すること」だよね、というテーマに移りました。それを受けて、みんなが思い思いに発言していきます。