【襲来!新型コロナウイルス】GoToキャンペーン「東京外し」は菅官房長官の小池都知事イジメか? コロナ対策そっちのけにネットの怒り沸騰!(1)

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菅房長官VS小池都知事の「子どものケンカ」

GoToから外された東京・浅草
GoToから外された東京・浅草

   主要紙の報道をまとめると、政府の菅義偉官房長官VS東京都の小池百合子知事の「子どものケンカ」のようなお粗末なバトルが原因らしい。

   毎日新聞(7月17日)「『都除外』GoTo迷走 政府、見通し甘さ露呈」は、こう内幕を暴露する。

「もともと与党内では『都は全然仕事をしないで国に文句を言っているだけだから外せばいい』(幹部)という不満が漏れていた。『東京除外』の理由について官邸幹部は『全国一律でいいと思ったが、都知事があれだけ(都外への外出を控えていただきたいと)言うから。政治的な判断だ』と小池氏の批判を考慮したと明かした」

   しかし、政府にとっても苦渋の判断だったことは間違いない。毎日新聞はこう続ける。

「『東京除外』は政権への一層の逆風を招く危険性もある。自民党閣僚経験者は『都民だって税金を払っている。心情的にも都民が何と言うか』と都民の反発を懸念した」

   朝日新聞(7月17日付)「GoTo先走った末 与党も慎重論、突然の東京外し」では、埼玉、千葉、神奈川の首都3県や大阪府などにも感染が拡大しているのに、なぜ東京だけが除外されたのかについて、やはり菅官房長官VS小池都知事のバトルがあったと説明する。

「菅官房長官は『圧倒的に東京問題と言っても過言でないほど、東京中心の問題になっている』と述べ、都のコロナ対策を当てこすった。一方、小池都知事はこれに対して、『(GoToキャンペーンと感染防止の)整合性を国としてどう取っていくのか』と皮肉った。国交省の幹部の一人は『官邸対小池知事になっている。ケンカをしている場合ではない』とため息を漏らした」
尾瀬国立公園
尾瀬国立公園

   そして、神奈川県や千葉県が対象外にならなかったのは、両県とも菅氏の影響力が強く(編集部注:菅氏の選挙区は横浜市)、菅氏の働きかけがあったとみられるという。

   フジテレビの情報番組「とくダネ!」(7月17日)に出演した政治ジャーナリストの田崎史郎氏によると、政府内では当初、東京だけを除外する案と、東京・埼玉・千葉・神奈川の首都圏と大阪を対象にする案の2つがあった。しかし、東京都の感染者数が増加していることや、何より小池都知事自身が「都外への移動を控えましょう」と呼びかけていることが決め手となり、「東京外し」が決まったという。

(福田和郎)

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