イベント会場の「入退場者」を自動カウント・自動判断
公共施設の開放、イベントの開催が徐々に再開しているが、「3密」状態が生じないよう、管理者らには注意が求められている。測定機器の輸入・自社開発を行っている株式会社東陽テクニカ(東京都中央区)は、ドイツ企業(Deutsche Kennzeichen Technik GmbH)と代理店契約を結び、店舗や施設、イベント会場などでの入退室者数を自動でカウントして入室可能かを表示する入場管理システム「Digital Control System(DCS)240」を2020年7月15日から国内で販売する。
客足が戻り始めている店舗やイベント会場では、入場者数を制限する取り組みが行われているが、人数の管理と誘導は人手によるため、潜在的な感染リスクを排除しきれない。「DCS240」はセンサーで入退場者をカウント。設定された定員数に達していないかをディスプレーに表示する。表示画像は変更ができ、広告や案内もできる。
「DCS240」はドイツでは、スーパーマーケットをはじめとした各種店舗やフィットネスセンターで利用され、誘導員の感染リスク低減だけでなく、人件費の削減にも貢献しているという。