たかが家事、されど家事...... 家事で生じる「夫婦のズレ」は定年前に減らしておこう【ひろ子ママの教訓 その15】

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何気ないひと言が妻を傷つけている

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   家事の同様、言葉によっても夫婦のズレが生じます。先ほどの「たかが家事」も、この一つです。

   たとえば、仕事で疲れた時に「家のことも手伝ってよ」と奥さんから言われたら、Fさんどう返事をしていますか?

   「なんで、俺は家庭のために一生懸命働いているのに、家のことまでやらないといけないんだよ」とか、「お前は稼いでないんだから、せめて家のことくらいやってよ」とか、「誰のおかげで飯が食えると思っているんだ」とか。

   まさか、Fさん。こんな言葉を返していないですよね。

   どうやら、心当たりがあるようですね。

   共働き夫婦が増え、男女平等とも言われていますが、日本ではまだまだ「家長制度」や「男尊女卑」という考えが残っているようです。Fさんも、無意識に家の中で奥さんを支配して、無意識に奥さんを傷つける言葉を発してしまっているのです。

   何気ないひと言が夫婦間の溝となり、積み重なり、定年を迎える頃には、修復不可能になっているかもしれません。言葉を発した本人は発したこと自体、忘れていることもありますが、言われたほうは意外と根に持っています。

   Fさん、何気ない言葉が相手を傷つけることを自覚してくださいね。逆に、言葉の使い方によっては、相手を幸せにすることもできます。

A「結婚する前はきれいだったのに、今はまったく面影がない」
B「毎日、きれいだね」

   Fさん、AとBどちらのひと言を使うと、夫婦仲がうまくいくと思いますか?

   もちろんBですね。

   人間は、気持ちのいい言葉をかけられると幸せになれます。いい言葉を伝えると、相手もいい言葉を返してくるものです。いい言葉は人を幸せにします。夫婦のズレを減らすためには、言葉の発し方がカギとなりそうです。Fさん、ぜひ言葉と家事を見直して、夫婦のズレを解消してみてください。(ひろ子ママ)

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
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