【尾藤克之のオススメ】わたしたちのカラダは「油」でできている? スプーン1杯で人生を変えたい方に朗報

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20年前から激変している油の「常識」

   米国農務省(USDA)と米国保健福祉省(DHHS)が公表した「2015~2020米国民向け食事ガイドライン」を見てみましょう。1992年に発表された内容と比べて、油の常識がガラリと変わっていることがわかります。

「かつて油は『控えるべき食品』カテゴリーのトップでした。20年前のガイダンスでも、そのトップにすべての油がまとめて入っていました。ところが、現在では、動物性油脂は『控えた方がよい』カテゴリーであることに変わりないものの、『油は単なるエネルギー源というだけでなく、身体の構造や機能に必要な栄養素であり、種類を選び、良質なものを積極的に取る』というのが新常識になりつつあります」

と、大塚さんは言う。

「オメガオイルは3タイプに分かれます。『DHA』『EPA』『α-リノレン酸』を多く含む→オメガ3オイル、『リノール酸』を多く含む→オメガ6オイル、『オレイン酸』を多く含む→オメガ9オイル。このように3つの脂肪酸を混合しており、どの脂肪酸を多く含むかによって3タイプに分類されます」(大塚さん)

   オメガ6オイルを過剰摂取すると、アトピーや花粉症などのアレルギーを誘発するほか、がんや心疾患のリスクを高めるという報告もあります。加工食品や、外食、コンビ二食品、お菓子の多くにオメガ6オイルが使用されています。また、製造過程で高熱処理を施されるサラダ油や何度も使い回す揚げ油には、悪名高きトランス脂肪酸が含まれています。

   日本では、マーガリンは法規制対象外ですが、カナダなどでは、トランス脂肪酸は人体に害を与えることから、マーガリンへの添加は禁止されています。日本ではマリファナは遺法ですが、カナダでは合法です。大麻で逮捕され、マーガリンを食べる国。それが日本の実情といえるでしょう。

   日本では、トランス脂肪酸の害について報道されることはありません。世界保健機関(WHO)が世界から根絶しようとしているのに不思議です。

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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