最近のわたしは、モヤモヤしている。モヤモヤとずっと、考えている。頭の中では、答えが出ないであろう問題がぐるぐるぐるぐる。梅雨の気候も相まって、なんだか気持ちも、どんより曇りぎみ。
就活をしていると、「将来、自分がどうなっていたいのか」とか「自分が本当は何をしたいのか」とか「そもそも自分ってどんな性格だったっけ」なんて考える機会が必然的に多くなる。いわゆる自己分析と呼ばれるやつだ。一般的に自己分析は、就活のはじめのステップとして取り組まれることが多いのだろうけど、わたしはこのタイミングで、改めて「自分」について考えている。
「内定承諾書」を前に、ちょっと焦った
きっかけは、「内定承諾書にサインして送ってください」と、内々定をいただいている企業から連絡を受け取ったことだった。
現行の、いわゆる「就活スケジュール」に嫌気がさしていたわたしは、そういったスケジュールにとらわれずに採用活動を行っている企業を中心に就活していて、内々定も(ありがたいことに)割と早い段階で手にしていた。
けれど、「自分が心から納得できるまでは就活を続けよう」という思いが自分の中にあったので、今でも就活を続けているのである。
コロナの影響で、例年より選考に遅れが出たり、慣れないオンライン面接に移行したりする今年の就活。正直に言うと、「今の時点で、納得して就活を終えられる?」と聞かれたら、迷ってしまう自分がいることには気がついていた。
そんなとき、「内定承諾書を出してください」という連絡を受け取った。受け取って、ちょっと焦った自分がいた。提出期限はまだ少し先だけど、一度この書類を提出したら、その会社で働くことになるんだ――。とても重大で、覚悟がいる決断だ。
そのことを自覚した途端、わたしの頭の中がモヤモヤと「不安」と「心配」に覆われた。「あれ? わたしって本当にこの会社で働きたいんだっけ?」
「総合職だから、自分が携わりたい事業に関われるかどうか、わからないな......」
「わたしは本当にこの会社に合ってるのかな? 頑張れるのかな?」
「というかそもそも、わたしってビジネスの世界に入りたいんだっけ?(根本的!)」
ぐるぐるぐるぐる。考えても、答えなんてわからない。でもだからこそ、考えることから逃げちゃいけない。そんなこんなで、気が付いたら割と深めの自己分析モードに入っていた。