ドル円相場、「窓」を使ってプラスを確保(明治大学)
みなさん、こんにちは。明治大学Breakouts!の池田です。
今週(6月22日週)は金曜日(26日)に米ニューヨーク株式市場のダウ30種平均株価指数が約2.8%下落して引けましたね。
私のFX取引はと言いますと、月曜日(6月22日)の窓埋めを狙って利益を確定するにとどまり、それ以外のタイミングではエントリーしませんでした=下図参照。
《相場の「窓」について》
「窓埋め」は、相場には「窓」というものがあり、その一例として土日明けの相場が開くタイミングで前週の終値から月曜日の始値が乖離している状態のことを言います。
実際のチャートを、下図に示します。
便宜上、金曜日と示していますが、日本時間だと土曜日の朝です。日本時間の早朝に為替市場が閉場して月曜日の取引開始時に窓開けすることが多いので、窓埋めを狙うには下に窓を開けたら買い、上に窓を開けたら売りというのが基本スタンスです。
《注意点》
ただし、窓を埋めるのにかかる時間は1分かもしれないし1週間かかるかもしれません。一般のFX取引ではレバレッジを前提とした取引ですから、ロスカットにも留意しなければならず、自分の口座残高の全力を賭けるような勝負には向きません。
私の場合は最大およそ2000ドル分の口座残高ですから、500ドルで取引しました。計算上ドル円が6円逆行しても耐久できる余裕を持っているので、安心してチャートを見ずに過ごせます。その際OCO注文をオススメします。
《OCO注文とは》
OCOは「One Cancels the Other」の略で、「一つの注文がもう一つの注文を取り消す」という意味です。為替取引をするうえでは必須の注文です。
使い方としては、主に決済注文で用いられ、指値注文と逆指値注文を同時に行いどちらかの注文が発注した場合、未発注の注文側は取り消される仕掛けです。
ですから、たとえば1ドル100円時にドル円を買った場合に、
・1ドル110円まで上がったら利益を確定
・1ドル90円まで下がったら損失を確定
という注文を同時に出すことによって、チャートを監視することなく取引ができるということですね。
私の場合は時間がないわけではありませんが、FXのチャートを見ると精神的に不安になって取引でうまくいかないタイプですから、あえて見ないようにして放置しています。FX大学対抗戦の順位をご覧のとおり、あまりトレードがうまくないのです。
【今週の取引結果】
ドル円取引
1ドル=106.85円で500ドル買い、106.8979で500ドル売り。利益は22円。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス 「窓埋め」トレードは、比較的勝率の高いトレードパターンだと考えています。「埋めない窓はない」という言葉もあるほどで、多くの個人投資家も鉄板トレードとして参加しています。
特に、年初来安値・高値を付けるほど大きく動いた週明けはチャンスがあります。そのような相場では、どうしてもオーバーシュートする傾向にあるため、逆張りが有効になりやすいのです。
経験則から時間的なことを説明しますと、市場参加者が増えてきた8時ごろから動きが加速。8時30分から45分あたりでピークを付け、日本の株式市場が開ける9時には動きが一巡することが多い印象を受けます。相場が下落した場合に、このパターンに当てはまりやすく、個人投資家の買いポジションが多い新興国通貨(トルコリラ、南アフリカランド)では、強制ロスカットが終わるとリバウンドしやすくなります。月曜日に早起きをして、値動きを見るだけでも市場参加者の動向を感じられて、おもしろいと思います。
前週からの損益 プラス22円
6月26日現在 9847円
◆ 大学の課題などで忙しく、取引はお休みしました(慶応義塾大学)
前週(6月22日週)は大学の課題などで、トレードの時間がほとんど取れませんでした。今週、また頑張ります。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月26日現在 1万2091円
◆ 今週は取引をお休みしました(専修大学)
今週は学業に専念しました。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月26日現在 1万3536円