サプライチェーンは縮小を余儀なくされている!
これまでは1円でも安いモノを求めて、全世界から物資を調達するという行動パターンが半ば常識となっており、そのために大手メーカーなどは巨大なサプライチェーン網を構築していました。
しかし、今回のコロナ危機を受けて、こうしたサプライチェーンの寸断が相次ぎ、メーカー各社は肥大化したサプライチェーンを「リスク」と見なすようになり、今後はそのネットワークを縮小するのではないかとの見方が強まっています。
そうなると、日本のメーカーなどは今後、大きな影響を受けていくのではないかと予測できます。なかでも自動車産業などの企業の裾野が広い、重厚長大産業のメーカーは、こうしたサプライチェーンの維持が、なかなか難しくなるのではないでしょうか。
そのような中で、日本企業は将来的にSaaS(クラウドを経由して、サーバー側で稼働しているソフトウェアから、必要なサービスを必要なだけ選択して利用できるサービスのこと)のようなITサービスの輸出を進めていく必要があり、メーカー各社も今までの知見を生かしてさまざまなサービスを作っていくフェーズに入っているのはないか、と思っています。
では、また! (馬医金満)