新型コロナウイルスの感染第2波が懸念されるなか、オフィス街では少しずつ日常が戻ってきている。
ただ、そんなオフィス街のランチタイムでは、「3密」を気にして、外食や社員食堂を避けて、コンビニ弁当やインスタント食品に頼る会社員が少なくない。周辺の外食店は、まだ厳しい状況が続いているようだ。
そうしたなか、企業や学校など施設内の食堂の運営や弁当製造を営む心幸クリエイト株式会社(兵庫県尼崎市)は、「社食の味」をまるごと詰め込んだパッケージをオフィスに配達するサービスを開始した。2020年7月1日の発表。
社員の健康を心配した総務担当者の声から生まれたランチサービス
●「3密」を避けて、おいしく社食ランチ
オフィスに「社食の味」を配達してくれる「社食家クリエイト」は、オフィスでインスタント食品ばかり食べている社員の健康が心配という、企業の総務担当者からの声から生まれたサービス。
対象地域は、首都圏と京阪神エリア。社員食堂で提供するメニューを、冷凍製品して配達する。月ごとのメニューは、日替わりで選べるよう20種類を用意。オフィスでは、冷蔵庫と電子レンジを用意すれば、その場が「お手軽食堂」になる。
ランニングコストは月額利用料と商品価格で、商品価格については企業側が福利厚生予算などで調整し販売価格を設定できる。
マスクもジーンズも「国産」です!
●ジーンズのビッグジョンが作った国産「クールマスク」
ジーンズメーカーの株式会社ビッグジョン(岡山県倉敷市)が、ジーンズの製法をいかした「クールマスク」を開発した。7月2日の発表。自社のECサイトで、予約を受け付けている。
表面はジーンズのように見えるシャンブレー素材を使用。肌に触れる面には、吸汗性、速乾性が高く、UVカット機能があるテクノロジー素材を使った。この素材はまた、着用時のベタつきを軽減するクール機能も備える。
耳かけのゴムには調整機能をつけ、顔に合わせて微調整ができるようにした。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、アパレル業界では縫製工場へのオーダーが激減するなど、厳しい状況が続いている。
1965年にジーンズ生産を始めたビッグジョンは縫製工場からスタートした歴史があり、新製品のマスクを含め、すべて国内工場で縫製することを宣言。「品質の高い製品を作りつつ、メイドインジャパン維持のため、少しでも貢献していきたいと考えています」としている。