ビットコインの値動きに連動して動いたアルトコインのイーサリアムやリップル。その値動きを見て、久しぶりに仕掛けた明治大学のITだったが、わずかに損失。「軽傷」だったとはいえ、ショックは小さくないようだ。そのリップルを保有して週をまたいだ慶応義塾大学の馬医金満は大きなマイナスとなり、元本割れ目前の1万16円にまで下げた。「焦った」という。
ビットコインに投資している専修大学のゆうも、わずかに資産を減らした。現在、下落傾向にあるビットコイン相場を眺め、再び買いのタイミングを探る。
久しぶりのトレードで負け......(明治大学)
最近、明大生のツイートを見ていると、明治大学の秋学期授業もオンラインになる可能性が高いという噂が出回っていました。公式の情報ではないので、あくまでも噂に過ぎませんが、それが実現すると、1年間通信授業になってしまいます。
サークル活動が思うようにできなかったり、先生に直接話を聞く環境がなかったり、オンラインだと、いろいろと不便な点もあります。しかし、そんな状況を嘆くよりも、オンラインならオンラインなりの利点を見つけて前を向かなければなりませんね。心が行動に追いつかない時もありますが、頑張らねば。
6月24日
けさ起きてみると、ビットコインとイーサリアムが強く上昇していました。この動きはきのうの午前中から発生していたようで、完全に見逃していました。そこで、ビットコインやイーサリアムの値動きに連動した動きをするリップル(XRP)を、9時50分に契約数50で購入しました。利食いラインは強気に1XRP=0.1980ドルに設定。これは、6月11日の米国株の暴落に連動した、急落以降の最高値ラインに匹敵する値です。
ここまで高く設定した理由は、今回の急騰がビットコインとイーサリアム、双方で、11日の米国株に連動した急落以降の最高値ラインを更新していたからです。
ただ、一つ懸念があるのは、購入した時点の直近6時間の2つの3時間足が、両方とも上ヒゲ(ローソク足で、始値と終値で囲まれた長方形〔実体〕から上に伸びた線)を付けていたことです。ここから急落などということがないことを祈りますが......。
イヤな予感はあたってしまいました。この日15時から急落し、あっと言う間に損切ラインの0.1838ドルまで到達。0.0142ドル(0.02円)の損失となりました。リップルとビットコインに連動性があろうと、数時間差で連動するわけではなく、ほとんど時差なく連動するようです。
今後はそれを肝に銘じようと思います。
今週は、損益を被ってしまい、なかなか思うような結果が出ませんでした。ここ数週間、長期的なトレンドが横バイだったので静観していましたが、久々に取引をして負けるとショックです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
6月最後の週はリップルにとって厳しい時期でした。26日に行われたSBIホールディングスの経営近況報告会で、国内初となる暗号資産ファンドの立ち上げを明らかにしました。ポートフォリオはビットコイン、イーサリアム、リップルですが、構成比率の50%がリップルを占めるという驚きの内容でした。投資家が素直に反応すれば、リップルは上昇するのですが、値動きはほとんどなく終わりました。
また、大手仮想通貨ニュースメディアのコインテレグラフや交換業者の調査によると、「リップル離れ」が進んでいることがわかっています。値動きを見ると、年初からビットコインもイーサリアムも上昇しているものの、リップルはむしろ下落していることから、投資家の諦めがにじみ出てきているのかもしれません。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月5日現在 1万217円
(1円未満は切り捨て)
ビットコインを底値で拾いたい(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(6月22日週)は仮想通貨業界全体で落ち込んだ1週間になりました。
ビットコイン(BTC)の価格は1BTC=96万円台にまで落ち込んでおり、リップル(XRP)は1XRP=19円台を推移しています。
今週、ビットコインが下落した理由としては、米国における新型コロナウイルスの感染第2波への懸念の強まりを受け、地合いの悪化が顕著になったためだと考えています。
今までは安全資産という扱いだったビットコインが、その称号を剥奪され、その代わりに金(ゴールド)に資金が流入していると考えています。
なので、しばらくは停滞期が続くのかなと考えているのですが、7月2日発表予定の米雇用統計は注目に値すると思います。というのも、前回の「非農業部門雇用者数」は市場の予想を大幅に上回りプラス圏につけ、経済活動の急速な回復へ、市場の期待が膨らみ仮想通貨の価格が上昇しました。
今回の雇用統計が市場の予想を下回れば、雇用市場の回復速度の頭打ちを示唆することともなり、ビットコインには追い風となるのではないでしょうか。
さて今週の取引ですが、リップルが前週以上に落ち込んでしまい、総資産は前週に比べて189円マイナスの1万16円となっています。
もうすぐで元本割れになりそうで、ちょっと焦ってきています......。
ただ、ビットコインがいまだに1BTC=96万円台を推移しているので、もう少し下落したらビットコインに投資しようと考えています。
あるアナリストの予測によると、長期的にはビットコインは強気市場であり、フィデリティによるサポートの拡大や機関投資家の参入といった、楽観的な業界の発展に加えて、主要なマクロ指標においてポジティブな要素が強いとしています。なので、中長期的な目線ではビットコインは上昇傾向にあると考えており、底値で買いたいなあと思っています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ここ2週間ほどは、仮想通貨市場の動きが鈍くなっており、学生のみなさんも非常に苦戦しているかと思います。株式市場の下落への反応は弱く、上昇には連動してきていることから、これは今までと逆の動きであり、このあたりは少し変化が出てきていると感じています。
さて、話の中にあったフィデリティは2015年ごろから社員食堂の片隅でマイニングをテスト運用するなど仮想通貨業界に積極的にかかわってきています。2019年11月には、仮想通貨関連サービス子会社であるフィデリティ・デジタル・アセットが米ニューヨーク金融当局(NYDFS)から、信託ライセンスを取得しました。
※ 参考リンク:FINANCIAL SERVICES SUPERINTENDENT LINDA A. LACEWELL ANNOUNCES GRANT OF DFS TRUST CHARTER TO ENABLE FIDELITY TO ENGAGE IN NEW YORK'S GROWING VIRTUAL CURRENCY MARKETPLACE
ただ、仮想通貨業界は「フィデリティ関連のニュースに相場は反応しない」という状況が続いているため、これらの会社の預かり資産の推移から人気を図るなど、少し突っ込んだ調査が必要そうです。
前週からの損益 マイナス189円
6月26日現在 1万16円
保有している仮想通貨 リップル
下落するビットコイン、どこで買いを入れようか?(専修大学)
おはようございます。専修大学のゆうです。
今週の総資産は若干目減りして1万276円です。ビットコインの値崩れで逆指値が発動して売られる形となりました。損切してからも下落し続けたのでタイミングを早めに見切れたと考えます。下落しているところで、再び買いを入れたいですね。
ただ、どこで買いを入れるかっていう判断が難しいですよね......。
今週のビットコインの相場は、一番の高値が6月23日の1BTC=104万5313円。底値が27日22時の95万2300円でした。原稿を書いているときは97万円台をレンジで推移していますが、今週は下落トレンドでした。しっかりと相場が見ることができたと、ポジティブにとらえていきたいです。
ビットコインの価格は、今週は上昇してから大きく下がったなと感じています。6月29日~7月5日週もいつも同じように相場をしっかり見ていきたいと考えていますが、下落するのではないでしょうか。米国株の上昇と関連付けて考え、ダウ平均株先物などの指標を見つつ、判断していきたいです。
来週から7月になってしまう......。そろそろ大学のほうからもレポートとか大きな課題が出されそうですね。私事ですが、学校生活も怠らないように注意したいです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
動きが鈍い中での押し目買いはとても迷うところです。米ダウ平均株価が大きく下落し、それに連動してビットコインも下がると買いやすいのですが、連日下落という日が来ずに「待ち」の状態が続いています。5月以降は、95万円以下の日は13日ありますが、直ぐに反発しているため、下値の目途は95~96万円でしょうか。マイナー全体の損益分岐点も90万円前半と言われています。ここ最近は、下がっても下ヒゲを付けることが多いため、大きく突っ込んだ日は買いやすいのではないでしょうか。
前週からの損益 マイナス23円
6月5日現在 1万276円
◆多忙のため、取引を見送りました(中央大学)
まもなく、復活します!
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月26日現在 1万円