ビットコインを底値で拾いたい(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(6月22日週)は仮想通貨業界全体で落ち込んだ1週間になりました。
ビットコイン(BTC)の価格は1BTC=96万円台にまで落ち込んでおり、リップル(XRP)は1XRP=19円台を推移しています。
今週、ビットコインが下落した理由としては、米国における新型コロナウイルスの感染第2波への懸念の強まりを受け、地合いの悪化が顕著になったためだと考えています。
今までは安全資産という扱いだったビットコインが、その称号を剥奪され、その代わりに金(ゴールド)に資金が流入していると考えています。
なので、しばらくは停滞期が続くのかなと考えているのですが、7月2日発表予定の米雇用統計は注目に値すると思います。というのも、前回の「非農業部門雇用者数」は市場の予想を大幅に上回りプラス圏につけ、経済活動の急速な回復へ、市場の期待が膨らみ仮想通貨の価格が上昇しました。
今回の雇用統計が市場の予想を下回れば、雇用市場の回復速度の頭打ちを示唆することともなり、ビットコインには追い風となるのではないでしょうか。
さて今週の取引ですが、リップルが前週以上に落ち込んでしまい、総資産は前週に比べて189円マイナスの1万16円となっています。
もうすぐで元本割れになりそうで、ちょっと焦ってきています......。
ただ、ビットコインがいまだに1BTC=96万円台を推移しているので、もう少し下落したらビットコインに投資しようと考えています。
あるアナリストの予測によると、長期的にはビットコインは強気市場であり、フィデリティによるサポートの拡大や機関投資家の参入といった、楽観的な業界の発展に加えて、主要なマクロ指標においてポジティブな要素が強いとしています。なので、中長期的な目線ではビットコインは上昇傾向にあると考えており、底値で買いたいなあと思っています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ここ2週間ほどは、仮想通貨市場の動きが鈍くなっており、学生のみなさんも非常に苦戦しているかと思います。株式市場の下落への反応は弱く、上昇には連動してきていることから、これは今までと逆の動きであり、このあたりは少し変化が出てきていると感じています。
さて、話の中にあったフィデリティは2015年ごろから社員食堂の片隅でマイニングをテスト運用するなど仮想通貨業界に積極的にかかわってきています。2019年11月には、仮想通貨関連サービス子会社であるフィデリティ・デジタル・アセットが米ニューヨーク金融当局(NYDFS)から、信託ライセンスを取得しました。
※ 参考リンク:FINANCIAL SERVICES SUPERINTENDENT LINDA A. LACEWELL ANNOUNCES GRANT OF DFS TRUST CHARTER TO ENABLE FIDELITY TO ENGAGE IN NEW YORK'S GROWING VIRTUAL CURRENCY MARKETPLACE
ただ、仮想通貨業界は「フィデリティ関連のニュースに相場は反応しない」という状況が続いているため、これらの会社の預かり資産の推移から人気を図るなど、少し突っ込んだ調査が必要そうです。
前週からの損益 マイナス189円
6月26日現在 1万16円
保有している仮想通貨 リップル