【尾藤克之のオススメ】SNSで話題の「命日占い」 著者にその確信に迫ってみた!

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「命日占い」でわかること

   かげしたさんは、

「命のお別れに至るまでのストーリーはさまざまです。それに大切に思っていた人の死であるほど、悲しみとショックが深いため、忘れたくて、その死を心の中から無理やり外に追いやろうとしてしまいます。粋が深ければ深いほど、目を伏せたくなることでしょう。2人の温かい維を凍らせてしまうのです。しかし、故人はあなたの一部を作ってきたのですから、心の中でずっと生きつづけています。それどころか、あなたが故人を思う強い気持ちにより、生前以上に両者の紳はしっかりと繋がれ、共に歩んでいます」

と、話します。

   「命日占い」のポイントは2つあるそうです。そこには、どのような意味があるのでしょうか。

1.「誕生日占い」は「生」を担い、「命日占い」は「死」を担う。
2.「命日占い」で、自分と個人との間に隠された「約束」を思い出す。
「ひと言で言うと、『命日占い』とは、『あなた』と『あなたにとって大事な故人』との、今もなお続く関係性を知るためのツールです。『お別れ』というショックな出来事により、忘れてしまった2人の『約束』を思い出すいとなみなのです」

と、かげしたさん。

「この世界はすべて陰と陽でできています。西洋、東洋を問わずベースとなる考え方です。方角であれば『右』が存在するためには『左』が必要です。『上』にしても同じく『下』があるから存在しうるものです。私たちが地球に存在するのは『男』と『女』がいるからです。どんなことに着目してもかならず、そこには『陰』と『陽』が存在するのです」

とも言います。

   誰しもが経験する、大切な人との死によるお別れ。時には人知れず大きな傷を心に残すこともあります。その傷は、その後の考え方や価値観にも影響を与えます。死別の悲嘆を、体験者同士が分かち合うことで癒す、グリーフケアという考え方があります。

   「命日占い」のイメージは、グリーフケアを体系化したものに近いと思います。このような考え方を知ることで、心の支えになるかも知れません。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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