きょうは50代のEさんです。前回のIさんに続き、Eさんもなんだか随分とポッチャリされましたね。
「そうなんですよ。在宅勤務で5キロ太りましたね。まぁ、この歳なので気かけてくれる人もいないし、歳を重ねると外見よりもやっぱり内面で勝負ですよね......。負け惜しみに聞こえるかな」
退職すると、まずは外見の勝負になる
日本人はEさんのように「見た目より内面が大事」という言葉をよく使いますよね。日本では、「外見は中身が良ければ気にすることはない」とあえて中身と外見を別々に考える価値観があるように感じますが、決して中身が良ければ外見はどうでもいいということではありません。
特に、子育てがひと段落した50代以降は、子ども関係の知り合いに会う機会も減っていくため、意識しないと見た目に差が開きやすくなります。芸能人が若々しく見えたり、カッコよく見えたりするのは、人から見られているという意識を持っているからです。
「50歳だから見た目はどうでもいい」ではなく、見られている意識を適度に持つことから意識してみましょう。
企業などで勤めている間は、「○○会社の課長のEさん」というように、会社名や肩書きを持ったうえで、外見を見られますよね。それが退職後に初対面の方に対しては、「見た目」の勝負に変わります。
初対面では、いくら内面の素晴らしさがあったとしても伝わりにくいため、見た目のイメージのほうが強くなってしまうのです。退職後の生活のためにも、今からカラダを鍛えておく価値はありそうですね。
見た目の老化・精神的老化を止める努力をしよう
20代、30代の頃に比べると体力が落ちていたり、老化が進んでしまっていたり、自然現象としては当たり前のことです。駅の階段を上がっただけでも息が上がりますよね。ただ「歳だから仕方ない」と思っているだけでは、何も変わりません。むしろ老化は進みます。
じつは、見た目の老化と精神的老化を止める方法が、あります。
◆ 「見た目」の老化
代謝が下がり、体重が落ちにくくなったり、シワができたり、白髪になったりと、見た目の老化は誰にでも起こるものです。その中でも、カラダが引き締まって、肌つやがよく、清潔感がある方はいるはずです。姿勢や歩き方にも、見た目の老化は現れます。
・定期的な運動・・・会社や駅で階段を使うのも効果的です
・食生活を気につける・・・脂っぽい食事は控えめに
・肌のお手入れをする・・・乾燥していたら化粧水をつけてみましょう
・清潔感のある服装にする・・・しわしわ・ヨレヨレの服は避けましょう
◆ 精神的老化
年齢を重ねていくと感情の起伏が少なくなる分、感情も鈍感になっていきます。周りから「無神経な人」と言われてしまうこともあるかもしれません。人に興味を持ち続けることも必要です。ステレオタイプの人間ではなく、常に好奇心を持って過ごすといいでしょう。
・新しいことやモノを試してみる
・インターネットで調べるだけでなく、挑戦する
・情報に対してアンテナを張っておく
・若い人の意見を受け入れる
・「歳だから」という考えは捨てる
ここで一点、間違ってはいけないのは、20代、30代と同じではないこと、勘違いしないことです。歳を重ねている自覚は持っていないといけません。自覚をしていることで「カッコいいおじさん」に近づいていくはずです。
これから、梅雨が明けると夏がやってきます。夏はただでさえ暑く汗をかきやすく、周りに与える不快感も増えやすくなります。Eさん、夏に向けて、階段の上がり下りでカラダを鍛えておきましょう。
アイロンのかかったシャツ、ハンカチ、汗拭きシートで清潔感を取り入れることです。カッコいいおじさんに向けて、頑張りましょう(ひろ子ママ)