「会社のオジサンがビデオミーティングに何度も誘ってくる」
テレワークでは、SlackといったチャットツールやZoomといったテレビ会議ツールを使うことが多く、必然的に私生活を覗かれることになる。このため、リアルな職場ではありえないセクハラ発言を受ける女性が多く、ネット上ではこんな被害の声があふれている。
「上司から『部屋をもっと見せてよー』『在宅で少し太ったんじゃない?』と言われます。これはもうセクハラですよね。不快です」
「会議で開口一番、『自宅同士でつながるのって新鮮だなー』と言われ、プライベートのことに話題が及びました。『家での服装はいつもより派手だけど、そういう趣味なの?』と言われ、職場ではおとなしい人だったのでびっくり。慣れ慣れしいし、何か勘違いされている気がします」
「密室性が高いから2人きりの会話と勘違いしてウキウキしているのかな。バレないと思っているのか。バレなきゃいいと思っているとしたらその思考がキモすぎる」
「在宅勤務になってから会社のオジサンがビデオミーティングに何度も誘ってくる。他にメンバーはいません。顔や部屋が映るので、絶対に参加しませんが。懲りずに今朝も誘ってきた。もうセクハラだと思っています」
「自分は会社のシステムアシスタントやっていますが、女性社員に相談受けます。セクハラTeams会議になるからどうしたらいいでしょうと」
「自分は、職場とほぼ変わらない格好(服装も化粧も)で背景も余計なものが映らないようにしている。生活感が垣間見えると、興味を持たれやすいのは仕方ないから、自衛して『仕事中です!』って雰囲気を出すしかないのでは。ってか、どんな格好で在宅勤務しているの? まさか、どう見ても部屋着みたいなワンマイルウェア(編集部注:駅前のスーパーとかワンマイル=約1.6キロ=以内の距離を出かけるときにピッタリのゆったりした衣服)じゃないよね」
こうした悩みには、こんなアドバイスが相次いだ。
「セクハラおやじはどこで何をやってもセクハラしてくる。リモートのいいところは録画録音できるところなので、『録画録音しています』と予め警告してやりましょう。あとで問題にしてやればいい」
「ぜひキャプチャーソフトをインストールして、動かぬ証拠を残して下さい。で、上司に転送してあげてください。そいつらもグルなら、労基署や弁護士に見せて警告する方法を教えてもらってください。向こうから証拠を提供してくれるのだから、活用しないともったいないです。それが、リモート・セクハラのいいところです」
「アドバイスありがとうございます。一昨日、夜の8時頃メールが来ました。このままエスカレートするようであれば、上司にメールを転送してみます」
(福田和郎)