「勝てる」極意!? 「誤り」はすぐに修正する(慶応義塾大学)
6月15日(月)
英ポンドは、前週末に分析していたとおり、週明け直後のきょうは上目線だったので、少し寝坊したこともあり、遅れて1ポンド=134.302円(緑の矢印)で「買い」エントリーした。しかし、徐々に下落し始めたので、一たん下を目指す動きだと思い、目線を切り替えて1ポンド=134.082円(黄色の矢印)で損切りした。220円のマイナス。
そして、すぐに1ポンド=134.077円(黄色の矢印)で「売り」で入りなおした。その後、下落の勢いが強まり図1の細い緑チャネル底辺にタッチしたため、1ポンド=133.828円で利益を確定した。プラス249円。
直後にチャネルを突き抜けてしまったため、線引きが誤っていると気付き、すぐに引き直した。
引き直した図2では、値幅を達成しており、この後V波動(V字戻し)が現れる可能性が高いとわかったので、1ポンド=133.749円(緑の矢印)で「買い」エントリーした。その後、75EMAタッチの1ポンド=134.116円で利益を確定したが、後から考えると、ここはどう考えても早すぎる利益確定であり、上げの値幅の半分以下しか取ることができなかった反省点の残るトレードであった。プラス367円。
夜に小さな逆三尊の右肩と定めて1ポンド=134,468円(緑の矢印)で「買い」エントリーした。いつの間にか引いていたトレンドラインに反発しており、泣く泣く1ポンド=134.670円(黄色)で利益を確定した。202円のプラス。
再び下降トレンドラインにタッチしてきたので、EMAの位置と角度的にまだ抜けそうにないと判断して、1ポンド=134.803円で「売り」エントリーした。75EMAまで落ちてくるとみていたが、安全を取って25EMAタッチの1ポンド=134.652円で利益を確定。151円のプラス。
まだまだ方向性が曖昧な部分が多いので、上位足での環境認識も合わせて、しっかりやっていきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
英ポンドの底打ちを捉えたナイストレードです。日本株の下落と共にクロス円は売られましたが、株式市場が閉じると同時に買い戻される動きとなり、英ポンド円も大きく上昇しました。
欧州通貨は、欧州の午前中に上昇した場合は、継続しやすくなる傾向があります。逆に欧州株式市場の開始と同時に下落した場合は、18時~19時あたりで反発し半値ほど戻る傾向があります。これは、欧州のディーラーが一斉にポジションを取り、短期的な値動きを取ることが多いためにオーバーシュートに大きな揺り戻しが起きることが多いためです。
2011年の為替相場を見ていますが、この傾向は昔から変わっていないと感じています。
前週からの損益 プラス749円
6月19日現在 1万2091円
取引通貨は、すべて1000通貨で統一しています。
◆ 今週は取引をお休みしました(専修大学)
パソコンの不具合が発生。今週は泣く泣く取引をお休みしました。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月19日現在 1万3536円