携帯会社の情報漏えいが多発しているのに丸投げか?
ネット上では、特にスマホとの一体化を図るという点に、批判の声が集中した。
「マイナンバーであろうが、運転免許証であろうが、本人の認証という仕組は、理想的にはカードやスマホなどの道具を使うことなく、望む相手にだけ示せればよいことだ。しかし、それは詐称の問題もあり難しい。そこでほとんどの人がスマホを肌身離さず持っているから、スマホに認証機能を集約させると利便性があがるというのはわかる。しかし、どうやって安全性を担保するのか。また、安全性を担保できたとして、そこに本人のデータを集約させるかどうかの選択は個人に任せるべきだ」
「コロナに乗じてなりふり構わずマイナンバーを普及させようとする方策に呆れるばかりだ。そもそもマイナンバーは『絶対に他人に知られてはいけない番号』として導入された一生変わらない個人番号ではないか。それを本人確認のたびに提示する証明書として携帯したり、運転時に絶対必須な免許証と一体化させたりすると、さらなる個人情報流出へとつながることは間違いない」
「国民の極秘の、誰にも渡さない、教えない、そして会社には社員のマイナンバー管理に罰則規定まで設けるほど一番大事な『マイナンバー』の管理をスマホの民間企業に丸投げですか? マジ? NTTドコモやソフトバンクなどの携帯会社の情報漏れ事件が何度も報じられているじゃないですか。こちらのマイナンバーカードは、キッチンの冷蔵庫のドアにマグネットで貼っています。それは一番安全な場所です。どうせ確定申告以外に一度使ったこともないないカードですから、スマホに移すなんて、ノー・サンキュー!」
「こないだの電通に丸投げの発注でも、経済産業省は委託業務の管理体制やどこまで下請け発注されているかをまったく把握していなかった。そんな人たちに大事な個人情報は任せられません」