【株と為替 今週のねらい目】素直に喜べない株爆上げ? 朝鮮半島情勢と米トランプ支持率の低迷......(6月22日~26日)

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東京外国為替市場 感染第2波でドル売り高まる

ドル・円予想レンジ:1ドル=105円50銭~107円50銭

   2020年6月5日(金)終値 1ドル=106円87銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、上値の重い展開か。

   前週のドル円相場は、1ドル=106円台へと円高が進行した。米国の景気回復への期待感は強いものの、雇用の回復が遅れており、加えて、新型コロナウイルス感染拡大の第2波と見られる感染患者の増加により、リスク回避のドル売りが優勢だった。

   今週のドル円相場は、上値の重い展開か。1ドル=106円割れを試す展開もありそうだ。米国の景気回復に対する期待感は強いものの、失業保険申請件数の増加など雇用の回復は遅れている。さらに新型コロナウイルス感染拡大の第2波への警戒感が高まっており、リスク回避のドル売りが強まっている。

   北朝鮮と韓国の対立激化による朝鮮半島の地政学リスクの高まりも懸念材料となっている。

   経済指標は、国内では23日に5月の全国百貨店売上高、24日に6月15、16日開催の日銀金融政策決定会合の「主な意見」、4月の景気動向指数などが予定されている。

   海外では、23日に5月の米国新築住宅販売件数、24日にIMF(国際通貨基金)の世界経済見通し、25日に1~3月期の米国GDP確報値、5月の米国耐久財受注、26日に5月の米国個人所得と米国個人消費支出などが予定されている。

(鷲尾香一)

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