すごいぞ! コロナの破壊力 もしかしたら「就活」の既成概念が壊れたかも!!(叶多凛)

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就活の「変化のタネ」が芽吹いてきた

   もちろん、こういった現行の就活システムを変えていくためには、日本社会全体の認識や理解、企業の採用ルールなどを根本から変えていく必要があり、ひと筋縄ではいかない問題でもある。

   けれども、新型コロナウイルスの影響によって、期せずしてもたらされたこうした変化は、来年以降の就活生の就活の在り方や、企業側の採用方法の見直しを余儀なくされるものになるように思える。

   今年の就活の中で見つけた「変化のタネ」は、まだある。それは何と言っても、就活のあらゆるプロセスがオンライン化したことである。説明会もオンライン、面接もオンライン。「対面にはやっぱり叶わないなぁ」と思う部分もあるけれど、メリットもたくさんある。

   交通費は浮くし、遠方からの学生も参加しやすい。「とりあえずちょっとだけ、話聞いてみたいかも......」的な企業の説明会にも参加しやすい。

   もう一つ、うれしいのは履歴書のWEB提出が増えている気がすること。頑張って書いた履歴書の、最後の最後でミスる経験をしたことがある人は、このうれしさに共感してくれるだろう。あのイライラとは、このまま永遠におさらばしたい、と半ば本気で思っている。

   「非日常」が「日常」になりつつある中で見つけた、たくさんの「変化のタネ」。新しいタネたちは、今後の就活にどのような変化をもたらすのだろうか。「これまでの就活」と「今年の就活」の良いところがミックスされた、「これからの就活」が作り上げられていくといいな。

   期待と不安が入り混じりつつ、「変化のタネ」が芽吹くのを待ってみることにする。(叶多凛)

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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