【コロナに勝つ! ニッポンの会社】ウィズコロナ時代の新しいビジネス様式に保育園付きコワーキングスペースはどう?

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   新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、急速に進んだ新しい働き方「テレワーク」。それに伴い、コワーキングスペースを利用する機会も増えている。

   そんなコワーキングスペースに、子どもが近くで遊ぶのを見守りながら仕事ができる、ウィズコロナ時代の新しい「働く場所」が登場した。

●保育園付きコワーキングスペース

   保育園とキッズスペースが付属するコワーキングスペース「いいオフィス五反野byツナグ」(東京都足立区)の運用が、2020年6月19日にはじまった。

   これは、コワーキングスペース事業の株式会社いいオフィス(東京都台東区)が、保育とコワーキングスペースの融合事業を展開する合同会社まなびの木と提携して運営する、席数50席、貸しオフィス6部屋を有する広さ120平方メートルの空間。当初、今年3月にスタートしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で縮小営業を余儀なくされていた。5月25日に政府の緊急事態宣言が全面的に解除され、自粛ムードが和らいできたため、本格的なスタートを切った。

   コワーキングスペースには、電源、Wi-Fiはもちろん、モニター、キーボード、マウスの貸し出しもあり、子どもを連れてパソコンを携行できないときなどにも便利。半個室のミーティングルームも用意され、来客にも、ウェブミーティングにも利用でき、子どもそばにいながら業務のほとんどをこなせる環境だ。

   「新しい活様式」の中で社会生活が動き出したとはいえ、子どもを預ける場所の確保はまだ困難な場合もあり、子育て世代のフリーランスや、テレワークを継続する人にとっては貴重な受け皿になりそうだ。

  • 保育園とキッズスペース付きとあって、コワーキングスペースも子どもが親しめるポップ感じに
    保育園とキッズスペース付きとあって、コワーキングスペースも子どもが親しめるポップ感じに
  • 保育園とキッズスペース付きとあって、コワーキングスペースも子どもが親しめるポップ感じに

「オンライン」入試説明会に参加する高校生の情報を一元管理

●大学の「オンライン」入試説明会や進学相談会を支援

参加の申し込みの予約受付からリマインドも
参加の申し込みの予約受付からリマインドも

   大学や自治体の広報支援ウェブサービス事業を展開する株式会社メディアチャンネル(東京都渋谷区)は、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として導入が進んでいる大学のオンラインによる入試説明会や進学相談会を、大学の担当者がウェブ上で一元管理できるシステムを提供している。6月19日の発表。

   来春の進学先を検討している高校生や受験生に向けて、全国の大学ではインターネットを利用したオンライン入試説明会や進学相談会を行っている。高校生らはもちろん、自宅にいながら、その保護者も一緒に気軽に参加できることなどから、こうしたオンラインイベントでは、さらに利用が広がると予想されている。

   一方、大学では各種業務の管理権限が部署ごとに分散していることが多く、とくに新型コロナの影響でテレワークが多くなっている中では、部署間の調整したうえ一元管理が必要なオンラインイベントの開催に関わる作業は、大学職員にとって大きな負担になる。

   メディアチャンネルでは、これまで大学の入試情報サイトや研究室ガイドをつくってきた実績を生かして、オンラインイベント参加者の事前申し込みの予約受付からリマインド、当日の参加やその後のフォローに至るまでの一連の参加者管理をウェブで行えるシステムを構築した。

●繰り返し使える「プラスチック樹脂」製のマスク

洗って何度も使える樹脂マスク
洗って何度も使える樹脂マスク

   プラスチック成型用金型製造や、金属部品の加工を手掛ける新潟県三条市の株式会社フジハラウインテックは、金型製造技術を応用して、薄さ0.7ミリのプラスチック樹脂(エラストマー)を超立体形状に成形し、繰り返し使えるマスクを開発した。2020年6月18日の発表。

   「WinFit」と名づけられた新製品は、軽さと柔らかさが特徴。耳ひも一体型で、ひもの部分はバネ形状にし、着用が長くなっても気にならないようデザインした。フィルターとして、マスクの内側にガーゼやティッシュなどを挟んで使用する。色は、ホワイトとネイビーの2色だが、今後はカラーバリエーションを増やすことを考えている。同社のオンラインショップで販売する。

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