英ポンドの下落に飛び乗ったら......(慶応義塾大学)
6月8日(月)
英ポンド円相場は、先週の最後にアップしていた線引き画像が朝起きて確認すると図1のように反発していたため、寝坊したことを悔やみながらも1ポンド=139.244円で下落に飛び乗るように1000通貨で「売り」エントリーした。
その後、図2のように引いていたライン近くまで運よく一気に落ちてくれたので、1ポンド=138.345円で決済した。プラス899円。
6月10日(水)
オレンジのトレンドラインを割り込んで来ていたため、反発狙いの「買い」で、1ポンド=137.023円で1000通貨をエントリーした(緑色の矢印)。その後、下の図3のように200EMA(指数平滑移動平均=過去の価格よりも直近の価格に比重を置いて計算した平均値)にタッチしたので、1ポンド=137.287円で決済した(黄色の矢印)。プラス264円。
今回、エントリーした後にさらに下に割り込んで来ていたため、あまり良いエントリー位置ではなかった。一たん逆行するだけでも精神的には少しつらかったので、こういった場面を減らしていきたいがやはり難しく、なかなか苦戦中である。
6月13日(土)
今週の取引を振り返ると、先週、先々週のトレードの反省からコツコツ利益を伸ばすことができた。しかし、2回目のエントリーは一たん逆へ行ってしまっているため、まだまだエントリーに関しても甘い部分が見えた。土日に検証して、また来週に備えたい。
来週のポンド円は上目線であるが、図4の緑チャネルの底辺に引っ掛けて下へ行く動きもあり得るので、油断せず取引していきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
英ポンドは、これまでと状況が変わってきました。6月12日夜に英国政府はEU離脱の移行期間を延長しないことを正式に表明。これまでリスクオンと延期期待で上昇していた英ポンドが弱含む材料になってきました。
今後、6月29日から7月27日まで5回の通商交渉を開始することになります。また、英国中央銀行による量的緩和拡大(予想は1000億ポンド規模の拡大)も見込まれていることから、しばらく英ポンドの上値は重くなるのかもしれません。
まずは、6月18日の英国中銀の発表に注目です。
前週からの損益 プラス1163円
6月12日現在 1万Ⅰ342円