「今年だけは公務員叩きできないよ。役人さんに感謝です」
一方、公務員のボーナスがむしろ増えることに関しても、擁護の声が多かった。
「今年だけは公務員叩きできないよ。コロナで地獄見ているのは、医療従事者と公務員なのだから。24時間態勢で対策に当たっている保健所、コロナ患者を運ぶ救急隊・自衛隊。コロナで増えた振り込み詐欺を摘発する警察。そして、『遅いぞ!』と文句を言われながら、給付金の作業に当たる役所の担当者。想像しただけでも大変だ。いつもは安定していて、うらやましがっていたけれど、今年は公務員じゃなくてよかったと思っている」
「今年はコロナで大変だったから、ボーナスもっと弾ませてもいいと思う。『給付金が遅い』とクレームを入れる人に言いたい。それあなたたちが『公務員を減らせ!』と騒いだ結果、人手が足りなくなったから給付が遅くなった。公務員叩きは自分の首を絞めるっていい加減、学習してください。医療従事者や物流、小売業の人たちにはもちろん、役人さんにも感謝しよう。役人さんありがとう」
「公務員は民間実績を考慮して翌年度の給料(ボーナスを含む)が決まる。それを知らずに、『民間が減っているのにボーナスが上がるのはケシカラン』と批判するはアンフェアだ。今年の民間の水準が大きく下がれば来年どんなに景気が回復しても公務員の給料が下がり、再び上がるのは再来年という話だ」
最後にこんな声を紹介したい。
「世界では労働者の2~3割が公務員。日本も昔はそうだったが、いわゆる公務員叩きで現在は8%くらい。日本だけが突出して少ない。それでも12人に1人は公務員。高卒でもいいし、割と誰でもなれる。公務員はボーナス減らないからいいよな~っていうくらいなら、公務員を選べばよかった。それともあなた、公務員のボーナスが減ると幸せになれるの?」
(福田和郎)