米国株の乱高下に巻き込まれたのか、ビットコイン相場が大きく揺れている。そうしたなか、明治大学のITは「長期的な目線で見ると、今は静観するのが妥当」と判断。相場が落ち着くのを待つ作戦に。専修大学のゆうは、わずかにプラスを確保。来週に向けて、米株式市場をにらみながら、慎重に分析する。
一方、慶応義塾大学の馬医金満は、現在保有しているリップルが「めちゃくちゃ下落している」と嘆くものの、保有を続ける。中央大学のカンタロは体調が戻らず、取引を見送った。
激しい乱高下に取引は様子見(明治大学)
他大学もそうだと思いますが、明治大学でも引き続きオンライン授業が続いています。やはり自宅にいるとモチベーションを保つのが難しいので、最近は近所のファストフード店に連日通って作業しています。
店内を眺めると、私の他にも高校生やサラリーマンといった人々が、勉強や仕事をしている姿が見られます。みな考えることは一緒ですね。徐々に経済も再開しはじめる頃ですので、この流れが仮想通貨にも良い影響があればいいのですが......。
ビットコインチャートは、2020年6月2日6時に急騰。そして、その15時間後の21時に急落しました。この大きな動きによって、今後はチャートが落ち着かない状態になるのではないかと予想し、この1週間は取引を控えました。
なおかつ、少し長期的な目線でビットコイン相場を見てみると、コロナショック以降の上昇トレンドが5月初旬まで続いて以降、現在までずうっと、1BTC = 8530~1万300円の値幅を横バイで推移しています。
つまり、長期的な目線で見ると、今は静観するのが妥当な時期なのではないかと思います。
また、6月11日15時あたりからの暴落ですが、これは米国株の暴落に連動した動きだということです。
「(6月)11日の米ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価が大幅下落しました。下げ幅は一時1900ドルを超え、終値でも過去4番目の大きさ。米国で感染拡大『第2波』が広まっていることが理由とされていますが、これは正確ではない。正しくは「第1波」。テキサスやアリゾナなど、感染者が増えている状態で経済再開した州が引き起こしていることです。本格的な第2波は今年の冬に到来するといわれていますが、全米デモ集会やトランプ大統領が来週から選挙集会を再開することで、その前から広がることが懸念されます。」
参考リンク:「米国のコロナ感染止まらない!NY株が暴落、リスク回避で円高強まる」(楽天証券「トウシル」荒地潤氏 2020年6月12日更新)
この暴落後、押し目買いと戻し売りを少し繰り返した後、1BTC=9373~9468円の値幅を、大変小さいボラティティティ(変動幅)で推移しました。イーサリアムやリップルにも、同じような動きが見られました。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ここ最近のビットコインは材料不足となっています。そのため、主な変動要因はハッシュレートと株式市場の二つでしょうか。6月11日は、日本株の下落から始まり、欧州、米国と総崩れとなりました。ビットコインも株安に反応し、午前中から軟調に推移していたため、米国株の暴落を織り込んで、先に売りが殺到し急落が発生した模様です。
株式市場とビットコインの相関性が高まってきているようですが、基本的に下落相場のほうが、相関性が高くなっています。また、株式市場の寄り付き前後に大きく変動することが多いため、その時間を取引に当てるとメリハリのある投資生活が送れるかもしれません。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月12日現在 1万217円
リップル下落も「期待してます」!(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(6月8日週)は仮想通貨業界全体で、あまり大きな変動は見られませんでした。先週はビットコイン(BTC)が1BTC=105万~107万円台を推移していたようですが、今週は少し落ちて102万~104万円台を推移しており、わずかな下落が発生しました。
しかし、これで1か月間近く100万円を上回っていることになり、ここ最近の仮想通貨業界が安定的に推移していることがわかります。
個人的には投資家の安全資産の一つとして考えられていることが原因だと思うので、この傾向はしばらく続くのかなと予測しています。
つまり、米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価やナスダックが大きく変動すると、向こうへ資金が流れていくため、仮想通貨も大きく値動きする可能性があり、その点は今後も注目しようかなと考えています。
アルトコインもビットコインと同様に下落しています。特に現在保有しているリップル(XRP)は、めちゃくちゃ下落しており、前回購入した20円台中盤まで戻ってきています......。
ただ、先週のニュースによるとリップルのパートナー企業は増え続けており、2019年11月に比べて50社増の350社となっているようなので、期待して引き続き保有し続けようと考えています。
さて、今週の取引ですが、特に取引していません。リップルが思った以上に下がってしまい、先週に比べて378円マイナスの1万219円となっています。
今週はリップルが下落してしまいましたが、ひとまずは引き続き保有しようと思っています。
あとはまだ6000円ほど現金があるので、良いタイミングでビットコインに入れようと思います。 では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
仮想通貨市場は、過去1年で最も静かな値動きとなっているように感じます。今の動きは、2019年1~2月にも似ているのですが、その後にビットコインは3.5倍にまで上昇しました。
ただ、その時は国内交換業者の登録や、海外投資ファンドの仮想通貨市場への参入などの好材料が相次いだためですので、今後どうなるかは予想しづらいところです。目先は、株式市場との連動といったところでしょうか。
さて、リップルは仮想通貨の中でも、とても安定した値動きとなっています。リップル社による売却が需給の悪化につながっているという声もありますが、多くの利用者がいるリップル社のサービスにおいて、XRPの安定した価格推移を支えているため、筆者は長期的に良いのではないかと考えています。
少し気になるところは、ここ最近の売買代金の低迷です。平均して1日に1500億円程度あった売買代金は、ここ2週間は1200億円と2割ほど下がっています。仮想通貨市場全体の売買代金も15兆円から10兆円割れと大きく落ち込んでいるものの、ビットコインSVよりも売買代金は小さいところは、かなり気になるところです。
前週からの損益 マイナス378円
6月12日現在 1万219円
保有する仮想通貨 リップル
狼狽売りしてしまった......(専修大学)
おはようございます。専修大学のゆうです。さて、今週(6月8日週)の総資産は、前週よりやや増えて1万244円となりました。たったの4円ですが、増えました。
今週のビットコイン(BTC)市場ですが、1BTC=104万~106万円のあたりを行き来していましたが、6月11日の新型コロナウイルスの感染第2波を懸念しての、米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価の下落を受けてでしょうか、ビットコインなどの仮想通貨の価格も軒並み下落していきました。
以前から、相場が崩れた時のために1BTC=100万円付近で指値の注文をしていたのですが、下げ相場でしたので狼狽売りをしてしまいました。
ただ、結果としてはマイナスでなかったので、よかったです。
来週の予想ですが、6月15日~21日の週は、自分なりの予想では米国などの海外のコロナ感染第2波の懸念による海外株式市場の下落や、それに伴い仮想通貨市場も下落するのではないのかという点から、慎重に取引したいと思います。
ビットコインの今年3月の底値が50万円くらいまで下がったので、そこまで下がるかは不明ですが、注意しながら来週も取引をしていきたいです。
1回大穴狙いで50万円あたりに買いを入れてみますかね......。しっかりとニュースを見て市場動向を確かめたいです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
100万円前後では個人投資家の買いが集中したようで、国内取引所の売買情報を見ると、1BTC=100万~105万円の買いポジションが最多となっていました。100万円を割り込んだ際に、これらのポジションが損失となっていることから、値が戻った際には、やれやれの売りとなり上値を重くするかもしれません。
さて、6月19日夜には難易度調整が予定されています。過去2回では約15%も調整されたことから、ハッシュレートの上昇に寄与しビットコインが上昇に転じることとなりました。これまでのハッシュレートの推移を見ると、約15%上昇する見込みであることから、上値が重くなる要因となりそうです。
※ 参考リンク:BTC.com
前週からの損益 プラス4円
6月12日現在 1万244円
◆ 体調が戻らず、取引を見合わせています(中央大学)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月12日現在 1万円