直近から遡り有利になることは書く
日本語の履歴書の場合は、社会人として働き出した入社直後の職場から現在時点に向かって時系列に書くのが一般的ですが、英文履歴書は「現在」を大切にするので、現在の職場を最初に書いて、その後は遡って記載していきます。
鈴木さんによれば、この書き方を「クロノロジカル・レジュメ(Chronological Resume)」と言うそうです。学歴も最終学歴から記すことになります。
アルバイトやボランティア活動なども、応募したい職種で活かせる部分があればすべて書きます。また、1人で完結する仕事はまずないので、チームプレーは重要視されます。団体で行うような趣味なら、Interests(趣味)という項目をつけ加えて書きます。
本書は、外資系企業への転職術や成功の秘訣を、人事のプロならではの視点で明かした一冊です。人事のプロだけが知っている転職ハウツーは興味深いものでした。(尾藤克之)