「もうコロナに飽きて選挙と東京五輪モードなのですか」
さて、ネット上では今回の「東京アラート解除」と「ステップ3への移行」に対し、批判的な意見が圧倒的に多い。
「なんか今日の新規感染者の発表、やけに早いけど今日の検査はこれで終わりなの? 大阪みたいに検査数発表したほうがいいのでは? 日本の首都なのに、一番落ち着かないですね。ステップ3に進みたいのが見え見えですが、大丈夫なのですか。東京アラートは、結局、都庁とレインボーブリッジを赤くしただけで大した注意喚起にはなっていなかった。緩む人は緩むし、気をつける人は気をつける」
「都民ですが、いまだに東京アラートが何だったのか不思議です。ここ数日、感染者はむしろ増えていましたが、それでも解除するのですね。都庁が赤く照らされただけで、外出に規制はないし、お店も普通にやっているし、みんなはいつも通りマスクして個々に対応しているし、東京アラートだからと言って何か特別なことはまったくなかった」
「6月19日に最後に残ったキャバクラやナイトクラブの休業要請もやめて、全面解除するそうですね。前日が都知事選の告示日だから、小池都知事としては、コロナの厳しい基準をクリアした自身の功績として都知事選へ挑みたかったのでしょうね。しかし、大阪や北海道の例もあるし、残念ですが、都政は若い方に譲った方がよいのでは?」
「ロックダウンに始まりオーバーシュート、3密、ステイホーム、ロードマップ、東京アラート、ウィズコロナ......。アラートもステップもまったく何のための基準だったのか。自分ファーストの都知事は、もうコロナに飽きて、選挙と東京五輪モードなのですか? 言葉遊びの小池劇場では都民の安全、安心と暮らしを守ることはできないものと存じます」
「その場その場の判断が恣意的で、合理性を欠いているように見えます。吉村洋文大阪府知事と違って、小池都知事が根拠をきちんと説明しないのは、安倍政権によく似ています。都民にわかるようにきちんと説明して、都民と知事が二人三脚でやっていかねばならない問題ですから、独善的な都政運営は、おおいに問題だと思います」
「テレビでもやっていましたが、解除後の感染者の数を比べると、東京は大阪の58倍だそうです。大阪は風俗店も解除しているのに。これは、大阪のオッちゃん、オバちゃんたちが吉村知事の発信力を意気に感じて応援するからだそうです。都民としては悔しい限りです」
少数だが小池都知事を支持する声もあった。
「学校再開後の感染者の増加があるかないか、見定めるまで待てないのは残念ですが仕方ない、前へ進みましょう」
「危険なのは、20人、30人、50人、80人......と右肩上がりに感染が拡大していくこと。それを警戒してアラートを発動したのだと思います。1週間様子を見て、20人程度で横ばいなら、個人の手洗い消毒、マスクなどの感染予防や、企業、店舗の対策がそれなりにうまくいっているということだろうし、この解除も相当だと思いますよ」
(福田和郎)