上昇傾向にあるビットコイン。そんなビットコインに、明治大学のITは、「上昇トレンドに乗り遅れたことで、少し焦って買ってしまったのかもしれません」と後悔。しかし、6月2日には、さらなる上昇を期待してイーサリアムを買った。
慶応義塾大学の馬医金満は、買いたかったビットコインはタイミングが合わず見送り。一方で前週から保有しているリップルを、そろそろ手放そうかと思案中。専修大学のゆうはビットコインを買ったが、やや後退。引き続きビットコインをウオッチしていくが、追跡の仕方に悩みが......。中央大学のカンタロは体調がすぐれず、取引を見合わせた。
少し焦った取引だけど、「経験を買った」(明治大学)
5月31日(日)
ビットコイン(BTC)は、5月27日から上昇トレンドに転じました。そこから31日午前6時には1BTC=9473米ドルの高値をつけました。先週、上昇トレンドになることを心待ちにしていた私でしたが、完全に買いポジションを組むタイミング逃しました。
しかし、上図を見てもわかるように、ここ最近は底値と高値を共に切り上げ続けています。完全に上昇トレンドです。小さい利ザヤでもいいので、利益を得るべきだと思い、15時24分に買いポジションを組みました。
6月1日(月)
きのう買いポジションを組んだものの、やはり私の選択は間違っていたのではないかと思いました。なぜなら、上図に示してある黄色いレジスタンスライン(上値抵抗線。相場がその水準よりも上昇しないと思われる水準のこと)は、ここ数週間で何度も上抜けをチャレンジしましたが、そのたびに跳ね返されていました。私のようなロング勢にとっての鬼門だったからです。
そのレジスタンスラインに、かなり近づいたところで買いポジションを組むのはおかしな選択でした。なおかつ、そもそも上昇トレンドが長いこと続いていたので、いつ跳ね返されてもおかしくない状況でした。ここ最近取引していなかったこと、そして上昇トレンドに乗り遅れたことで、少し焦って買ってしまったのかもしれません。
したがって、きょうの19時27分、売却しました。その結果、11円の損失が出てしまいましたが、経験を買ったと思おうと思います。
私はチャートを見る時、基本3時間足しか見ていなかったのですが、今後は上昇トレンドを見逃さないように、短い足もしっかりと確認しながらチャートを見ようと思います。
6月2日(火)
午前6時頃、ビットコイン、イーサリアム、リップルといった主要な仮想通貨が、いきなり大きく高騰しました。理由は、今まで下降していたハッシュレート(マイニングの速度を表す指標)が上昇したからとのこと。正直、ハッシュレートと仮想通貨に相関関係はほとんどないと思うのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴った大胆な金利引き下げや大規模な量的緩和などの対策、また債券市場から金(ゴールド)やビットコイン市場に資金が流入していることが、高騰の背景にあるという記事をコインポストで読みました。
今回の高騰で、かねてから大きな上昇が予想されていたイーサリアムを買う踏ん切りがつき、きょうの20時15分、利益確定と損切ラインを設定したうえでイーサリアムの買いポジションを組みました。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ハッシュレートは、ビットコインのネットワークの強さを表す指標です。数パーセントの変化では相場に影響を与えることはほとんどありませんが、半減期後にはマイナーの動向が変わることを多くの投資家は警戒しているため、ハッシュレートと価格の相関関係がみられています。また、難易度調整にも大きく影響を与えるため、その前後でハッシュレートが変化し相場が後追いするということも見られます。
中長期的には、ハッシュレートが下値に関係するとされている意見もあり、本当に相関関係がある仮想通貨なのか、検証してみるのもいいかもしれません。
前週からの損益 マイナス11円
6月5日現在 1万217円
保有する通貨 イーサリアム
ビットコイン、買いたかったけど......(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(6月1日週)は、仮想通貨全体がいい値段がついた1週間となりました。ビットコイン(BTC)/米ドル(USD)は、高値が9880ドル、安値が9450ドルほどで推移しており、大台の1万ドルへの上昇が期待されています。
6月2日から数日間に渡って少し値下がりしましたが、これは米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が大きく上昇したことによって、投資資金がそちらへ流れていったのが原因ではないかと考えています。
またもう一点、最近気になっているニュースに、仮想通貨の先物取引が活発になってきていることです。大手デリバティブ取引所のBitMEXが公開したマンスリーレポートによると、5月のすべての仮想通貨デリバティブの出来高は、前月比で32%増加し、総額で6020億ドル(約66兆円)となりました。特に伸びが見られたのはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコインオプションで、前月比16倍の取引高を記録したということです。この額は過去最高の流通量になります。
先日、EU(欧州連合)で初となる仮想通貨デリバティブ取引所への認可が下りるなど、今後も仮想通貨のデリバティブ取引は拡大が続くと予想できるため、これらのデータから読み取るのも、おもしろいかもしれません。
さて取引ですが、今週は特にどの通貨も売買していません。ビットコインは買いたかったのですがタイミングがずれてしまい、結局手を出さずに1週間を終えてしまいました。
一方、先週購入したリップルは22円台まで上がってきており、トータルで先週より97円のプラスとなり、合計1万597円となっています。
今後はNYダウの値動きによって、仮想通貨全体の価格も大きくずれてくることが予想されるので、リップルは頃合いを見てそろそろ手放そうかと考えています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
国内ではレバレッジ規制により急速に縮小するデリバティブ取引ですが、海外では拡大が続いています。6月に入ってからも、バイナンス(中国の大手仮想通貨取引所の一つ)でイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)、OKEx(中国の大手仮想通貨取引所の一つ)ではETHのオプション取引が開始されました。また、レバレッジ100倍などの取引所が次々と誕生しており、ユーザーの奪い合いになってきている状況です。
ただ、2019年に大いに期待されたbakkt(米ニューヨーク証券取引所の親会社ICE=Intercontinental Exchangeが設立した仮想通貨プラットフォーム)の先物取引は開始以来大きく上昇しておらず、コインチェックのビットコインの現物取引と変わらない規模(参考リンク:https://twitter.com/BakktBot )に甘んじています。 今後、大手取引所でデリバティブ取引の開始が報じられた際には、期待での盛り上がりはあっても、サービス開始後には予想外の小さな規模となってしまうかもしれません。
前週からの損益 プラス97円
6月5日現在 1万597円
保有する仮想通貨 リップル
上昇期待のビットコイン、どうウオッチすればいい?(専修大学)
おはようございます。専修大学のゆうです。
さっそくですが、今週の総資産は若干下落して1万239円です。狼狽売りが多々あって、総資産が目減りしてしまいました。
個人的には株式にも投資しているのですが、日経平均株価が新型コロナ騒動前の価格を戻しつつある中で、マーケットが過熱しすぎではないのかと考えています。しかし、さまざまなマーケットに資金が戻ってきているのは確かですので、仮想通貨市場もいい影響があるのではないのかなと考えています。
さて今週(6月1日~7日)ですが、ビットコインは高値、1BTC=110万円を超えるということがありましたが、その後は価格をやや下げたところにいます。この高値を次に超える時が、ビットコインが次のステージに行くのではないかと考えております。
ただ、目を離した時に急騰したりする時が多々あるのでどうにかならないのかなと考えています。うーん、なにかいい手はないものですかね......。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
株と仮想通貨の関係は、筆者も同じように感じています。2019年以降は、株式投資家≒仮想通貨投資家になってきているのではないかと思うところもあり、これは機関投資家の参入が進んでいるからではないでしょうか。そのため、株式市場が大きく上昇すると、仮想通貨よりも株式市場に資金が流れ仮想通貨が売られる展開がしばしばみられます。株式指数が1%程度の変化であれば、ちょうど良い状況と言えそうです。
筆者も株式投資を行っているのですが、基本的に株式市場を中心に考えるため、株式市場が上昇して仮想通貨が上昇することはあっても、その逆はないと感じています。上昇が落ち着いた後に、循環物色で資金が流入するといったことは大いにあることから、今後、株式市場が下落した際に仮想通貨が大きく下がらなければ、強い上昇トレンドになりそうです。
前週からの損益 マイナス112円
6月5日現在 1万239円
◆ 体調がすぐれず、取引を見合せました(中央大学)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月5日現在 1万円