ビットコイン、買いたかったけど......(慶応義塾大学)
みなさん、こんにちは。馬医金満です。
今週(6月1日週)は、仮想通貨全体がいい値段がついた1週間となりました。ビットコイン(BTC)/米ドル(USD)は、高値が9880ドル、安値が9450ドルほどで推移しており、大台の1万ドルへの上昇が期待されています。
6月2日から数日間に渡って少し値下がりしましたが、これは米ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が大きく上昇したことによって、投資資金がそちらへ流れていったのが原因ではないかと考えています。
またもう一点、最近気になっているニュースに、仮想通貨の先物取引が活発になってきていることです。大手デリバティブ取引所のBitMEXが公開したマンスリーレポートによると、5月のすべての仮想通貨デリバティブの出来高は、前月比で32%増加し、総額で6020億ドル(約66兆円)となりました。特に伸びが見られたのはCME(シカゴ・マーカンタイル取引所)のビットコインオプションで、前月比16倍の取引高を記録したということです。この額は過去最高の流通量になります。
先日、EU(欧州連合)で初となる仮想通貨デリバティブ取引所への認可が下りるなど、今後も仮想通貨のデリバティブ取引は拡大が続くと予想できるため、これらのデータから読み取るのも、おもしろいかもしれません。
さて取引ですが、今週は特にどの通貨も売買していません。ビットコインは買いたかったのですがタイミングがずれてしまい、結局手を出さずに1週間を終えてしまいました。
一方、先週購入したリップルは22円台まで上がってきており、トータルで先週より97円のプラスとなり、合計1万597円となっています。
今後はNYダウの値動きによって、仮想通貨全体の価格も大きくずれてくることが予想されるので、リップルは頃合いを見てそろそろ手放そうかと考えています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
国内ではレバレッジ規制により急速に縮小するデリバティブ取引ですが、海外では拡大が続いています。6月に入ってからも、バイナンス(中国の大手仮想通貨取引所の一つ)でイーサリアム(ETH)とリップル(XRP)、OKEx(中国の大手仮想通貨取引所の一つ)ではETHのオプション取引が開始されました。また、レバレッジ100倍などの取引所が次々と誕生しており、ユーザーの奪い合いになってきている状況です。
ただ、2019年に大いに期待されたbakkt(米ニューヨーク証券取引所の親会社ICE=Intercontinental Exchangeが設立した仮想通貨プラットフォーム)の先物取引は開始以来大きく上昇しておらず、コインチェックのビットコインの現物取引と変わらない規模(参考リンク:https://twitter.com/BakktBot )に甘んじています。 今後、大手取引所でデリバティブ取引の開始が報じられた際には、期待での盛り上がりはあっても、サービス開始後には予想外の小さな規模となってしまうかもしれません。
前週からの損益 プラス97円
6月5日現在 1万597円
保有する仮想通貨 リップル