英ポンド爆上げも入るタイミングがわからず......(慶応義塾大学)
6月1日(月)
今週は先週の失敗から、一度相場に対する見方を自分の中で一度整理してみようと思い、トレードは極力抑えて検証や観察に時間をより割こうと考えた。
英ポンド円は、直近の値幅の動きを先週末に引いたラインで図1のように観察しており、一見売りでのエントリーが優位性のあるポジションに見えるが、15分足より上位の足で見ると下降トレンドラインを抜けてきており、いまいち方向性がつかめていないのでエントリーはせず、観察を続けることにした。
6月5日(金)
今週は結局、検証ばかりに時間を費やしていたため、気が付いたら金曜日になっていた。それにポンド円が爆上げしており、入る場所がまったくわからなかった。夜中の3時頃に分析してみると下図2のように、水色チャネル付近までの上昇の余地はあるとみて、まだ下手に「売り」で入るべきではないと判断。ひとまず、この上昇トレンドが落ち着くまで静観することにした。
6月6日(土)
今週はトレードができなかったため、来週からは入れるチャンスがあったら積極的に狙っていきたいと思う。とりあえず、下図3のように見ており、「売り」目線であるが、損切りポイントをしっかり決めることを忘れずにいきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
取引を行うよりも検証は重要です。投資初心者の場合は、さまざまな知識や売買手法を知る必要があると思いますが、重要なのは自身の性格に合っているかどうかだと感じています。
たとえば、短気な性格の人が中長期な材料を基に分析を行い、投資したとしても、ガマンできずに途中でやめてしまうということが往々にしてあります。これを克服するには成功体験が必要なのですが、投資初心者の場合はそうはいきません。
ビリオネアさんの場合は、テクニカル分析が好みのようで、トレンドラインを重要視していることから、さまざまなトレーダーの分析手法を得て、取捨選択を行ってみてはいかがでしょうか。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月5日現在 1万179円