チャンス逃した!(明治大学)
こんにちは、「Breakouts!」幹事長の池田です。
今週(6月1日週)は、じつはノートレでした。ドル円が上昇相場でしたが、今週は米国の株式市場の伸びも大きく、そちらに気をとられてFXのチャンスを逃してしまいました。
ということで、今回は今まで触れてこなかったテクニカル分析についてお話しようかと思います。
《ブレイクアウト》
私が幹事長を務めるサークル名の由来にもなった、この言葉ですが、投資手法の一つでもあります。レンジ相場が上か下にブレイクすると、その方向にトレンドが継続しやすいという性質を利用したものです。レンジ相場は一方向に向かって動くのではなく、上に行ったり下に行ったりを繰り返す相場で、あまり値幅は大きくありません。下のチャート図では2本の横線に挟まれた部分が該当しますね。
そこを上に抜けてから買いで入れば上昇分が儲けになります。相場は一度傾いた方向にしばらく勢いが続くので、「自分が買ったところが天井なのではないか」と恐れずに観察しましょう。
《押し目買い》
「押し目買い」は、上昇局面の最中に短期的な値下がりがあったタイミングで買うことを指します。要するに、これから上がる可能性が高いから、少しでもオトクに買いたいと考えていることになります。
しかし、「押し目待ちに押し目なし」ともいいます。これから上がるという根拠があるのに、押し目を待ったとして押し目がなく上がっていったら、それは機会損失です。確かに天井圏で買いを入れると、損益がマイナスの時間が長く不安に駆られることもあるかと思いますが、それで機会損失があったらムダです。
「一人の力で日経平均を動かす男」として有名な個人投資家のcis氏も、上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる、とおっしゃっています。私は素人ながらにこの考えに賛同しており、先週のロンドンフィックスの記事ではポンドをレンジ上限でつかんでいますし、自身の株式投資でもものすごい高値で株を仕込みます。
かくいう私ですが、こう考えられるようになったのも最近です。それまで押し目を待っていたり、すぐに決済したりと、かなりいい加減なことをしていたので......。でも、これから上に行くという確信があるなら、常に今が割安なんですよ。それが私の結論です。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
「押し目買い」への考え方、筆者もいろんな銘柄や時間軸を検証しました。「押し目」は投資家の都合でもあるような言葉で、そもそもどこまで下押しするのか、そして本当に押し目になるのかはわかりません。相場が上がると分析しているのであれば、今その瞬間に買っておいて良いと、筆者は考えています。
「安い時に買って高い時に売る」という言葉がありますが、安い銘柄よりも高い銘柄のほうが買われやすく、人気があります。つまり、「上がるモノを買ってより高く売る」行動のほうが正解であり、より収益をあげられるのではないでしょうか。
ぜひ、さまざまな通貨ペアや銘柄、商品で検証してみてください。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
6月5日現在 9825円