まさかの「今年だけ」Webテスト 「傾向と対策」はお受験の鉄則なれど......。撃沈す(叶多凛)

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   多くの就活生が一度は通る道だろう。パソコンの画面に向かい、遠い記憶の彼方から国語や数学の知識を総動員する。制限時間は信じられないほどに短くて、すべての問題を解き終われる人間はいるのか......? と疑いたくなるアレである。

   就活生のそこのあなたは、きっと心当たりがあるだろう。そう、みんな大好きWebテスト!

  • 就職試験、がんばるぞ!
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「合格への近道」は試験対策から!

   先日、自宅でWebテストを受験することになった。本来ならば、会社独自の筆記試験を試験会場で受けるはずだった。けれども、新型コロナウイルスの影響で試験開催が困難だと判断されたのだろう。急遽、自宅でのWebテスト受験に切り替えられたのだった。

   まず、企業からWebテスト受験のためのURLリンクがメールで送られてきた。わたしたち就活生は、そのURLをクリックして運命のWebテストに挑むのだ。

   受験の締め切りは2週間後。期間内であれば、自分の好きなタイミングで、いつでも受験していいようになっている。そうすると、対策する猶予期間はまだ少しあるな。よし!

   Webテストを受験するうえで一番大切なことは、「それぞれのWebテストに合った問題対策をすること」である。ご存じの方もたくさんいると思うが、企業の選考の過程で使用されるWebテストにはいくつか種類がある。そして、それぞれのテストの内容や形式は少しずつ違っているのだ。

   それならば、自分が受験するWebテストに合った対策をするのが、合格への近道であることは明らかだろう。

   ところがどっこい、企業は「わたしの会社はこのWebテスト使ってますよ~」と教えてくれるほど優しくはない。さて、そこでどうするか。向こうが教えてくれないのならば、こちらから調べるのみである。

   おそらく、そのようなことは企業もまるっとお見通しだろうから、もしかしたらこの調査をもWebテストの隠れた評価なのではないかなどと勘ぐってしまったり、それならそれで、ちょっと力が入ったりもするのだ。

鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
鈴木 修二(すずき・しゅうじ)
現在、東京都内の難関私立大に通っている3年生。現役就活生として、今まさに就職活動中の立場だからこそわかる、最近の就活の実態をつまびらかにしていきたい。
自分と同じ、来春(2021年)卒の学生には共感の場を、これから就活を控える2022、23年卒の学生には、就職活動にはびこる企業の体裁と内情の乖離を、正確に把握するための機会になれば、と思う。
そして、意中の企業に就職して、すでにキャリアを積んでいるであろうビジネスパーソンさんには、さまざまな企業の採用戦略をエンターテインメントとして読んでいただければ、うれしい。
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叶多 凛(かなた・りん)
現在、東京都心から少し離れた自然あふれる私立大学に、のびのびと通う4年生。「学部4年生×就活生」というのはいささか不思議に思われるかもしれないけど、そうワケありである。
現役就活生として、シューカツのあれこれを率直に書いていきたい。就活に励んでいる「同士」には、「あるある」と思わず膝を打つような、まだまだ就活なんて!という学生には、シューカツの一端を覗いてもらえるような。そんな内容にできればといいな、と思う。
テーマは「就活も楽しむ!」。いろいろな企業に赴き、さまざまなビジネスの話を聞くことができるのは、就活生だけの「特権だ!」と思っている。そんなふうに就活できたら、イヤな面接官も撃退できるかも。なんて考えている。
得意なのは、英語。今夏の東京五輪・パラリンピックでは、世界中から訪れる報道陣の手助けをするインターンシップにも登録。こちらも、ガンバル!
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