コツコツ、ドカン!(慶応義塾大学)
5月25日(月)
土日にかけて分析していたのだが、相場の環境認識(上下どちらに行くかの方向性の確定)をするのに、最も重要視している要素にトレンドライン(相場の動きの傾向をわかりやすくするためにチャート上に引く補助線)に引っ掛けてきているかどうかの見極めがあるのだが、どのトレンドラインを軸に置くかでかなり迷っていた。
結果的に、軸がブレブレになってしまい悪いトレードになってしまった。夕方ごろ、1英ポンド=131.020円で1000通貨の「売り」エントリーをし、131.214円で損切り。マイナス194円だった。
5月26日(火)
きのうに引き続き売り目線を払しょくできずに冷静なトレードができなかった。夕方ごろ、1ポンド=132.201円で1000通貨の「売り」エントリーし、132.721円で損切りした。マイナス520円。
きのうの時点の線引き(図1)では、15分足で大きく見れば逆三尊の右肩に位置しており、直近の流れでもN波動で終了していたため反転の可能性は高かった。しかし、確信できるほど強い根拠がそろってなかったため、こういった波形を後に逆の方向に行く過去チャートを探して検証していきたい。
5月28日(木)
夜に分析をしてみたところ、少し見にくいかもしれないが図2のようになった。直近の波形から今後の動きが全く分からなかったため、今週はもう触らないことにした。
5月30日(土)
木曜に引いていたポンド円だが、図3のようになった。上下に振り回されているため上級者向けの相場だったのかもしれない。来週からも引き続きルールどおりのトレードを心がけていきたい。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
上昇トレンドの英ポンドですが、値動きが激しいため難しいところでした。トレンドラインを厳選して引き、エントリーポイントを絞ってみてはいかがでしょうか。大枠はつかめているため、取引回数を重ねていけば利益は積み上げられると思います。
直近の英国動きとしては、香港問題。ジョンソン英首相が300万人の香港人に対して英国市民権を与える道を検討していると報じられています。中国が香港に対する国家安全法を成立させた際に、ラーブ英外相が英国海外市民旅券(英国植民地時代のパスポート)を持つ香港人(約30万人。また約250万人に旅券の申請資格があるとされる)に対して市民権を与える可能性を示唆したことで、対米に加えて対英国の構図にもなりつつあり、これに対して中国がどう動くかは非常に重要と言えそうです。
前週からの損益 マイナス714円
5月29日現在 1万179円