ズバリ「危機の時代」 米投資家ジム・ロジャーズ氏が「予言」する「コロナショック」後の世界

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

コンピューター、ヘルスケアに注目

   新型コロナをきっかけにめぐってきた「危機」はまた、新しい時代に向かうチャンスでもある。その兆しとなる変化はすでに始まっており、医療やコンピューター、ヘルスケアに、これまで以上の注目が集まっている。

   こうした分野で起こり始めている変化が、今後一気に加速するとロジャーズ氏は予測。「オンライン教育やリモートワークはますます普及する。こうした分野はより速く、すぐにも成長するのでチャンスがある」と指摘する。

   とくに、第7章「未来の正しい見方 ―社会の常識を疑え」では、今回のコロナと関連が深そうなテーマで議論を展開。

「オリンピックが国を救ったことはない」
「教育はどんどんオンライン化する」
「MMTはタダで食事を配るような考え方」
「ベーシックインカムの議論はばかげている」
「誕生する巨大なビジネス」

など、投資へのヒントにもなり、個人や企業がどう行動すればいいのかの指標にもなる内容が盛り込まれている。今後のビジネスを見通すうえでも、手がかりとなる一冊。

「危機の時代 伝説の投資家が語る経済とマネーの未来」
ジム・ロジャーズ著
日経BP
税別1600円

姉妹サイト