「小さな韓国」チェッコリで心躍る本と出会う(Vol.11「CHEKCCORI」)

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

日本語や韓国語...... 訪れた人々が残したメッセージ

   テーブルには小さなノートとペンが置かれており、そこにはお店に来たお客さんのメッセージが書き込まれている。

「初めて来ました! おもしろい本に出会えてうれしい」
「大阪から来ました。韓国語勉強中です」

といったコメントが日本語や韓国語の楽しげな筆跡で書き込まれている。

   ページをめくっていると、まるでお客さんがチェッコリで感じたときめきを、追体験しているような感覚になった。「また来ます!」多くの人が、そう書き込んでいる。

ノートいっぱいに、チェッコリを愛おしむ人々のコメントが溢れている
ノートいっぱいに、チェッコリを愛おしむ人々のコメントが溢れている

   現在、新型コロナウィルスの影響で店舗は休業中だ。「大好きな神保町の街が静かで、とても寂しいです」と金さんは話す。しかしネットショップでの販売やクオンの出版など、その活動は歩みを止めない。

   これからもチェッコリは『本』をキーワードに、心ときめく韓国へ私たちを導いてくれるだろう。「何かおもしろいことに出会える気がする」気配を楽しみに、営業再開の日を待っている。(なかざわ とも)

なかざわ とも
なかざわ とも
イラストレーター
2016年3月学習院大学文学部卒。セツモードセミナーを経て桑沢デザイン研究所に入学、18年3月卒業。趣味は、宝塚歌劇団、落語、深夜ラジオ、旅行。学生時代より神保町に惹かれ、現在フリーペーパー「おさんぽ神保町」の表紙や本文のイラストを手掛けている。1994年、東京都生まれ。
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