初めて出版した1冊は活動の原点
「私たちのポリシーは、まず『やってみる』ことです。行動してから考える、という姿勢でここまでやってきました」
そう言って、微笑む金さんの笑顔が眩しい。
オススメの本として紹介してくれたのは「親愛なるミスタ崔 隣の国の友への手紙」(佐野洋子 クオン 2017年)。韓国人哲学者「ミスタ崔」と佐野洋子氏が交わした未公開書簡集。作家の新たな一面に出会える、情熱的な1冊だ。
売れ筋の1冊は「菜食主義者 (新しい韓国の文学 1) 」(著:ハン・ガン、編:川口恵子、訳:きむ ふな クオン 2011年)クオン が出版した最初の本で、金さんにとっても大変思い入れが深いものだ。
「出版にあたって何冊も候補を挙げました。その中で『これなら!』と選んだのがハン・ガン氏の作品でした。美しい文章の魅力が絶対に日本の読者にも届くと思った」
その見立ては間違いなかった。今も売れ筋の商品としてチェッコリの店を飾っている。