解除後もファンの半数が店に行きたくない理由は?
ただ、店を再開しても前のように客は戻るだろうか――。前出の、業界のニュースサイト「グリーンべると」(5月21日付)の「緊急事態宣言解除後の遊技意向、『行きたい』と回答するパチンコファンは半数以下に」は、「新型コロナウイルス感染症に関するパチンコへの意識調査」をもとに、ファンの間で広がったパチンコ離れを、こう心配するのだ。
いつも店に行っていたパチンコファン500人に、緊急事態宣言解除後に「パチンコ店に行きたいか」と聞くと、「非常に行きたい」「行きたい」の回答が全体で約47%しかなかったのだ。行きたくないと考える人が半数以上になり、営業を再開しても来店数の減少が見込まれる結果となった。
再開しても行きたくない理由としては、「コロナウイルスへの感染が心配」が約60%、休業が続いてきたパチンコ店の窮状を踏まえて、「(客が)負けそう・(玉が)出なそう」といった回答が約30%あった。さらに「パチンコ自体へのイメージ低下」といった世論への体裁などの理由や、「パチンコ・パチスロに興味がなくなった」といった声も多かった。
「グリーンべると」は、
「コロナ禍が今後も長引くことで、こうした要因から遊技人口がもっと減少することが懸念される」
と憂えている。
(福田和郎)