IT担当大臣が79歳って、どこの国の話?
こんなありさまに、ネット上では怒りの声が渦巻いている。
「田舎のほうが、マイナンバーの普及率は高いけど、いざ使用となると、スマホやパソコン不慣れなお年寄りが多いからこういうことになる」
「ベビーブーム世代は、社内にパソコンが入ってきて慣れている人と、一切コンピューター的なものには触れずに現場で定年までやってきた人と両極端なんだよ。親戚にもiPhone、iPad使って、SkypeやLineで連絡とってくる叔父と、携帯メールすらだめで音声通話以外で連絡取れない叔父がいる。そういう実態に思いが至らないのかな」
「テレビで自治体窓口の処理が紹介されていたが、IT化とはかけ離れた人海戦術に驚いた。郵送以上の負担がかかり、オンラインと郵送の二重申請のチェックも必要になる。自治体の窓口としては、負担の増加にしかなってない。政府はどうしてこういうシステムを導入したのだろうか?」
「そもそもマイナンバーは個人に割り振られているもの。一方、定額給付金は世帯単位で申し込みを行うものだ。それを並行して行わせる時点で間違っている。同じ人が何度も申請できてしまうのも、何をやっているのだという話。これだと故意にネットで二重申請、さらに郵送申請で二重申請を目論む輩も出てくる。こんなに頭が悪い人がマイナンバーを管理しているかと思うと恐怖しかない」
そして、最後にこんな意見が――。
「民間企業ならオンラインは手続きの簡略化であり、窓口の負担軽減になるのが普通ですよ。政府が主導したら逆転現象になり、自治体からNGが出るこの状況は、いかに政府のレベルが低いかという事実を改めて浮き彫りにしました。IT担当大臣の竹本直一氏は79歳で、しかもハンコ議連の会長です。ほかの国のように、有能な若い人がIT担当大臣にならないと日本はダメです」
(福田和郎)