突然の分岐点「アフターコロナ」に向けて 社長!あなたは何を捨て、何を新たに身に纏うのか(大関暁夫)

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ビジネスの成否を分ける大きなポイント

   企業マネジメントにおいてニューノーマルになりうる課題ですが、まずはテレワークの急激な浸透に代表されるデジタル化でしょう。すなわち、企業経営のあらゆる場面でデジタル化を試すという姿勢をもって取り組むことが、成否を分ける大きなポイントになると思われます。

   結局のところ、これまでのビジネスでは、ごく当たり前であった人と人との接点というものを、極力減らすことがヨシとされる流れに変わったわけなのですから。すでにこの3か月ほどで、さまざまなビジネスシーンのオンライン化、デジタル認証化などの導入検討は目覚しい勢いで進んでおり、ビジネスにおけるデジタル化の利便性への理解が古い常識を打ち壊し、リアルとバーチャルの融合はニューノーマルになりつつあるのです。

   現実に私の周囲では、社内会議は当然のこと、商談の大半がオンラインで行なわれる企業も珍しくなく、なかにはこれまで契約してきた広い事務所は不要と考えてオンライン併用を前提とした小ぶりな事務所への移転を決めた企業も出てきています。

   同時にビジネスのデジタル化で忘れてはならないのが、キャッシュレス化の流れです。これまで当たり前のように行なわれてきた現金のやり取りは、ウィズコロナ期では早期のデジタル移行が好ましい、という流れになるでしょう。

   自社のビジネスモデルにおいて現金を扱う部分があるのであれば、そこはまっ先にデジタル化を検討する必要があるでしょう。

大関暁夫(おおぜき・あけお)
スタジオ02代表。銀行支店長、上場ベンチャー企業役員などを歴任。企業コンサルティングと事業オーナー(複合ランドリービジネス、外食産業“青山カレー工房”“熊谷かれーぱん”)の二足の草鞋で多忙な日々を過ごす。近著に「できる人だけが知っている仕事のコツと法則51」(エレファントブックス)。連載執筆にあたり経営者から若手に至るまで、仕事の悩みを募集中。趣味は70年代洋楽と中央競馬。ブログ「熊谷の社長日記」はBLOGOSにも掲載中。
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