数字で見る仮想通貨 なにもかもがケタはずれ、これでも「オワコン」ですか!?

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玉石混淆、大量の仮想通貨が生まれては消えた......

◆ 5000

   仮想通貨の数。世界最大の仮想通貨データサイト、コインマーケットキャップによると、5487の仮想通貨が登録されています。

   これは、ある程度の時価総額や取引高がある仮想通貨のため、実際にはもっと多くの仮想塚が存在します。2016年末には600程度だったものの、大量の仮想通貨が誕生しては消えていきました。なかには、詐欺に当たるものもありました。一時は1200億円の時価総額を誇った仮想通貨ですが、いまや単体で時価総額が1億円程度という仮想通貨も存在します。

◆ 15兆円

   仮想通貨の1日の平均売買代金です。仮想通貨のデータサイト、コインヒルズによると、レバレッジ取引が30%近く占めています。なお、相場が大きく動くと売買代金は跳ね上がり、25兆円程度になる日もあります。

   ちなみに、東京株式市場の1日の平均売買代金は3兆円(2019年度)です。

◆ 世界で8番目

   経済に関するさまざまな情報を発信しているcryptovoicesによると、ビットコインは世界で8番目に価値の大きい通貨でした。

   2019年時点において、韓国やロシアのマネタリーベース(流通量)と並んでいます。市場で最大に出回っている法定通貨は、日本円となっており、日本銀行による異次元の金融緩和の結果だと言えます。

   なお、ビットコインはマイニングにより、約10分で6.25BTCが供給されていることから、100万円の場合、1日で7億円程度流通量(時価総額)が増加していることになります。

出所:bitcoinist.com
出所:bitcoinist.com

   いかがでしたでしょうか?

   さすが仮想通貨、スケールが違うと思う人も多いのではないでしょうか。この1年で仮想通貨の印象は大きく変わったように感じます。2018年はハッキングや暴落の影響もあり、「オワコン」だとか、「チューリップバブル」だとか言われたものの、いち金融商品としての市民権を得つつあるように思えます。

   価格は大きく変動するものの、なんとなく100万円を中心に動いており、下落しても戻ってくるからでしょう。街でドル円の価格を聞くと100円と答える人が多いように、ビットコインも100万円と答える人が多いのではないでしょうか。(ひろぴー)

ひろぴー
FX・仮想通貨トレーダー兼コラムニスト。
サラリーマントレーダーとして、「FXリアルトレード対決!」で優勝するなど、数多くの実績を残す。現在はラジオ日経で投資番組のパーソナリティを務める傍ら、「ザイ!FX」や「みんなの仮想通貨」などのポータルサイト大手での執筆活動にも精力的に取り組んでいる。2015年からは仮想通貨の可能性に注目。仮想通貨への投資を開始した。香港系プライベートファンドにも運用している。
仮想通貨Webサイト:Bitcoin-FXも運営しており、仮想通貨情報発信も行っている。
・仮想通貨ブログ ビットコインFX:https://bitcoin-fx.jp/
・初心者もできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト:https://btc-eth.jp/
・Twitter:ひろぴーFX@仮想通貨@hiropi_fx
児山 将(こやま・しょう)
2009年の大学4年時にFXをはじめ、一度は飲食店の店長として働くも相場に関りたく金融メディア大手に就職。記事執筆とサイトのディレクションを行う。FX以外にも、株、指数、オプション、商品、仮想通貨など多岐に渡る商品を取引。現在はフリーランスとしてサイト制作やコンテンツ制作を行いながら個人投資家として活動する。
・Twitter:児山 将@goahead5055
・初心者でもできる、ビットコイン・イーサリアム投資情報サイト https://btc-eth.jp/
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