「もう首都圏は浮かれまくっています」
一方、早くも始まった首都圏の「気の緩み」を心配する声は多い。
「湘南の地元民です。ウォーキングで海近くまで行きますが、週末の土日は大混雑で大変でした。マスクはしない、歩きタバコや砂浜にタバコ埋める、集団で酒を飲んで大騒ぎする人が多くとても嫌です。路駐の車は全部県外ナンバーでした。解除前なのにこれでは、先が思いやられます」
「東京練馬区の住民です。食料品を買いに練馬駅近くのスーパーに行ったが、子連れウジャウジャ、マスクしてない人多数、多くの人が線を守らず接近して並んでいましたよ。解除情報が流れて、久々の開放感に浮かれています。お喋りに夢中で唾を飛ばすカップル、スマホいじりに夢中で周りを気にもしない人たち...迷惑、勘弁してくださいよ」
今回の全面解除にあたり、政府のあいまいな「移動制限要請」に、憤りを訴える人も多い。
「『県をまたいだ移動は慎重に』などと注意喚起するぐらいなら、なぜ緊急事態宣言を解除するの? どちらにしても強制力ない、ふわふわした要請なのだから。危ないなら解除すべきではないし、解除するなら移動も自由とすべきだと思う。解除した後のステップ1とか2とかも意味がよくわからない。それを要請するなら、緊急事態宣言を続けたまま行うべきではないのか」
「緊急事態宣言を解除するということは、自粛要請を解除するということではないのか? みんなそう思っているよ。地方だけど、解除された後の週末なんか、外食はどこも混んでいた。スーパーもギッシリ並んでいるし、入り口で除菌している人はほぼ見ない。マスク着けずに歩いている人も結構増えた。こんなもんだろう」
今回、首都4都県と一緒に解除になった北海道民からは、こんな声も寄せられた
「北海道は、再び感染者が上向きになってきたところで解除は非常に危険だと思う。昨日(5月24日)の会見で専門家が北海道、特に札幌は余談を許さない状況にあり解除はまだ厳しいと話していたが、今日(25日)あっさりと解除したことに、本当に諮問したのか疑問が残る。神奈川は1都3県だからまだしも、北海道は第2波になっている。せめて北海道だけでも緊急事態宣言を今月いっぱいは継続でいいと思う」
「東京がよければいいのですね。北海道は見放された感じがする。やはり地方は切り捨てられたか」
(福田和郎)