「あ~あ、また満員電車通勤と朝礼が始まるのか」
そうしたなか、ネット上では西村担当大臣が呼び掛けた「テレワークのススメ」に共感の声が相次いでいる。
「テレワーク継続は賛成です。でも、それに対するメッセージが弱すぎる気がします。テレワーク継続する企業に支援するとか。色々政策を示してほしいです。私の会社では6月1日からは全員出社となっています。電車も混むだろうし、会社に行けば朝礼で全員を一か所に集めて、お偉いさんが訓示を垂れるのだろうなと思うと気が重いです」
「経営が古い会社は大中小問わずに緊急事態が解除されたらテレワーク終了でしょうね。いまだに『成果』のほかに、どれだけガンバッていたかを評価基準に加えている企業は多いです。テレワークではガンバっている姿を確認できないと嘆いている経営層もいます」
「都内の上場企業です。先週の頭から会長サマの命令で全社出勤になりました。自部署はバックオフィスで、テレワークで問題なく業務を回せていたのですが、全く意味が分からなかったです。一応ITをうたっている会社なのですが、社内の老害重鎮サンたちが使いこなせなくて、イライラしていた限界がきたと思われます。こんなことでいいのでしょうか?」
「5月31日までは在宅勤務、その後は通常勤務になる予定です。すでに出勤している同僚の話では、電車が混み始めているとのこと。在宅勤務開始時は効率が下がりましたが、それも解消されてストレスが減り、通勤時間がない分、余裕が生まれて、運動する時間もできて在宅勤務の良さも感じています。1か月半ぶりの出社は、同僚の顔を見られる喜びと通勤電車の不安とで複雑な心境です」
そして、テレワーク推進の動きを元に戻すべきではないという声が多かった。
「解除後に元に戻す動きは食い止めるべきです。だ。この2か月間でわかったことは、少なくない業種・職種でテレワークをできるということ。それと同時に、先進国で最悪と言われる通勤ラッシュの時間がなくなった分、その時間を有効活用できるようになりました。これを機に、企業はオフィスの東京一極集中を止めて、郊外へシフト、可能な業種については在宅勤務中心にしていくべきですね。世の中を一気に変える『大きな働き方改革』だと思います。西村さんが口で言っただけでは定着しません。企業に指示及び法整備、さらに促進するための予算確保お願いします」