新型コロナウイルスの感染拡大防止のために出されていた緊急事態宣言が解かれた地域もあり、在宅ワークから徐々に出社するようになった方もいらっしゃるようですね。
今年(2020年)は5月に入っても肌寒い日もあって不安定な気候ですが、いよいよ「クールビズ」が始まりました。今回はクールビズ期間の男性ファッションがテーマです。
基本はビジネスの場でふさわしいのはスーツに近い装い
クールビズは、地球温暖化対策の一環として、2005年から政府が提唱する「過度な冷房に頼らず、さまざまな工夫をして夏を快適に過ごすライフスタイル」のことです。男性は、夏季に28度以上の室温に対応できるようにネクタイや上着をなるべく着用しない服装が推奨されています。
また、2012年からは「スーパークールビズ」といって、冷房を使わなくても仕事に取り組める服装として、ノーネクタイ・ノージャケットにとどまらず、官公庁の職員もポロシャツやアロハシャツの着用が可能となりました。
沖縄県では、アロハシャツに似たシャツ「かりゆしウェア」を推進するなど、観光アピールにも活用されています。
こうした歴史があり、男性のクールビズファッションは浸透してきましたが、まだまだビシッと決まっているクールビズの方が少ないように思います。では、実際には何を着たらいいのでしょうか?
クールビズとはいえ、ビジネスの場でふさわしいのは、スーツに近い印象になる装いをすることです。「かりゆしとチノパン」のように、服装によるブランディングが必要な職場でない限り、カジュアルは避けましょう。ビジネスらしさがなくなってしまいます。