【襲来!新型コロナ】関西解除、首都圏・北海道継続! 緊急事態めぐる知事たちの泣き笑い 大阪「花丸」、神奈川「ペケ」、東京は何点?

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林文子横浜市長、なぜメディアに現れて市民に発信しない?

首都圏の足を引っ張ったとされる黒岩祐治・神奈川県知事(神奈川県庁ホームページ2020年5月21日付より)
首都圏の足を引っ張ったとされる黒岩祐治・神奈川県知事(神奈川県庁ホームページ2020年5月21日付より)

   一方、取り残された首都圏では、神奈川県をやり玉に挙げる声が目立った。黒岩県知事と林文子横浜市長のリーダーシップに疑問を持つ声が多い。

「東京と神奈川をまたいで通勤しているが、東京から神奈川へ行くにしたがって、マスクしない人が増えているのを目に見えて実感する。特に高齢者に。新規感染者が東京より神奈川が多い理由は気の緩みだと思う。黒岩県知事と林文子横浜市長の発信力が、小池都知事に比べて弱すぎるからではないか」
「神奈川県民だけど、ウチの知事には自らの信念がまったくなく、都知事に追随するだけだから誰も期待してないよね。吉村大阪府知事のように、何かあったら俺が責任取る!的な行動ができればいいが、あれでは、自粛なんて本気でやる県民がいなくなる。神奈川だけ置いて行かれるのがさみしい」
「最近、厚生労働省の各都道府県のPCR検査の合計件数が公表されたが、東京都、埼玉県、千葉県は1万数千件とやっているのに、神奈川県は2千数百件!どういうこと? そのうち、神奈川だけロックダウンしろという事態もあり得るよ」
「医療関係者です。確かに横浜市はクルーズ船の先頭に立って、病院施設が疲労しているのは認めます。しかし今、医療用マスクが足りなくて泣く泣く感染のリスクを背負ってマスクを使い回さざるを得ない看護師さんは神奈川県内にたくさんいます。一番支援を必要としていた時に、大阪の知事は雨ガッパを送ってほしいと自らの言葉で発信しました。横浜市はありません。今、現場は必至で持ちこたえているのです」
「神奈川県で増えているといっても感染者の大半は横浜市だ。IR誘致の大都市構想、新市庁舎移転...とハコモノのときや、東京五輪の会場問題のときなどは小池都知事批判で連日メディアに顔を見せたのに、新型コロナ騒動が起こってからは全部、黒岩知事任せ。横浜市長は全国の市長の中で一番報酬が高いはず。それでいてまったく外部発信をしていない。目立たなすぎてマスコミも取り上げない。だから、横浜市内のクラスター問題があまり話題にならない。かなりおいしい立ち位置だ」
「横浜市民です。市長は雲隠れです。PCR検査数も陽性の患者数も信用できません。むしろ今解除されても不安しか残らないので、今回、解除されなくて安心しました。子供がいるので学校再開も心配です。自分の住んでいる街の行政を信じられないというのがいかに悲しいか、思い知らされました」

   横浜とその周辺がいかに危険な状態になっているか、運転手がこう証言する。

「運送業で横浜市内の港湾地区とみなとみらい地区周辺の配送をしています。休業になった赤レンガ倉庫やコスモワールドなど観光施設の周辺は中高生が群れをなして毎日出歩いています。鵠沼海岸や江ノ島にも県外から大勢来ています。スーパー内のフードコートでも午前中から中高生と高齢者がヒマそうに密集しています。神奈川県が日本で最も感染者と死者の多い県になってしまうのは時間の問題かもしれないと思うようになりました」

   一方、東京都も今回のコロナ禍を契機に、首都の在り方を考え直すべきだという意見が目立った。

「これを機に一極集中を考え直したらどうだろう。最近、関東で頻繁に地震が起こっている。いつ南海トラフや首都直下の震災がやってくるかわからない。東日本大震災のときですら東京は蚊帳の外で何も変わらなかった。パンデミックは大都市ほど直撃だから、今回を機にせめて本社機能は3割までとか、東京に本社を置いたら税金10倍とか、大胆な政策を打ち出してほしい」

   いずれにしろ、首都圏の解除は東京よりも神奈川県の問題がネックになりそうだ。

コロナ後の首都の在り方に期待したい小池百合子都知事(東京都ホームページ2020年4月23日付より)
コロナ後の首都の在り方に期待したい小池百合子都知事(東京都ホームページ2020年4月23日付より)
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