どの筋肉がどう反応するか、3年かけて検証
「スゴ伸び」にある動作は「伸ばす」だけだが、従来のストレッチとは違い、筋肉をほぐしたりすることで運動のパフォーマンスを向上させることが目的ではない。自律神経のバランスを整えるようデザインされていて、「自律神経のストレッチ」を行うものだという。
どこを動かすと、どの筋肉がどのように反応して、結果的にどうなるかということを3年かけて検証し、「副交感神経の数値が上がる」「血流がよくなる」など、実証されたことだけをまとめた。たとえば両手を上に伸ばすときに、手を交差させるだけで伸び方の違いが実感できるという。
著者の小林弘幸さんは、順天堂大学医学部教授で日本体育協会公認のスポーツドクター。「自律神経のスペシャリスト」で、プロスポーツ選手、アーティストや文化人らのコンディショニングや、パフォーマンス向上の指導に携わっている。メディアへの出演も多い。
立って、座って、また寝たままでもできる動きを、写真や図とともに解説。「運動が苦手」「体力に自信がない」人に特にオススメという。
「スゴ伸び」
小林弘幸著
小学館集英社プロジェクト
税別1000円