【株と為替 今週のねらい目】第2派に「世界中」が警戒、トランプ米大統領がまたも中国に「圧力」(5月18日~22日)

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東京外国為替市場 21日、米FRBパウエル議長発言に注目

ドル・円予想レンジ:1ドル=106円50銭~108円00銭

   2020年5月15日(金)終値 1ドル=107円02銭

   今週の外国為替市場のドル円相場は、もみ合い相場が継続しそう。

   前週のドル円相場は、ドルの上値が重い展開が続いた。一時は1ドル=107円台半ばまでドルが上昇したものの、経済の先行き懸念は強く、また新型コロナウイルスの発生源をめぐって、米中間の対立が激化していることなどもあり、ドルの上値は重かった。

   今週の外国為替市場でドル円相場は、もみ合い相場が継続されそうだ。米国では徐々に経済再開の動きが見られているが、第2次感染拡大への懸念も強く、ドルの上値が重い状況に変化はない。

   ただ、トランプ米大統領がFRB(米連邦準備制度理事会)に対して、マイナス金利の導入を求めており、この動きが出るようであれば、ドルの上昇要因になる。21日に行われるオンラインパネル討議でのパウエルFRB議長の発言には注意が必要だ。

   経済指標は、国内では18日に1~3月期GDP(国内総生産)速報値、19日に3月の鉱工業生産確報値、20日に3月機械受注、4月の訪日外客数、21日に4月の貿易統計、22日に4月の全国消費者物価指数などが予定されている。

   海外では、19日に米国で4月の住宅着工件数、20日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の議事要旨(4月28日、29日分)、4月の米景気先行指標総合指数などが予定されている。

(鷲尾香一)

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