コロナで一転、メーガン妃が「勝ち組」に? 豪邸で「外出自粛」中のハリー王子夫妻が「アフターコロナ」を待ちわびる理由(井津川倫子)

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英メディアが、新型コロナはメーガン妃にとって「追い風」と予測!

   厳重な警備や真っ黒な「目隠し」に囲まれた生活は「さぞかしおつらいのでは?」と想像しがちですが、ハリー王子夫妻をめぐる潮目が変わってきた様子。新型コロナウイルスの影響で状況が一転して「メーガン妃が勝ち組になった」と英メディアが報じ始めたのです!

   感染が終息に向かっても人々の生活様式は元には戻らず、人と人との接触を避けるような「ニューノーマル」(新しい常識)が広がることが予想されます。

   コロナ禍の「外出自粛」で活動が制限されるなか、動画やSNSを巧みに使ってチャリティー活動や情報を発信してきたハリー王子夫妻は、期せずしてネットに活躍の場を移していて、「アフターコロナの成功モデル」だと評されているのです。「苦肉の策」から「鉱脈」が生まれた、といった状況でしょうか。

   さらに、プライバシーを重視する二人にとって、人前に出ることなく活動を展開できるのは、まさに「渡りに船」! コロナ後の「ニューノーマル」な世界で、メーガン妃はさらに活動の幅を広げるだろう。物議を醸した「王室離脱」も今となっては「大成功」で、メーガン妃は「勝ち組」になった、という分析です。

   こうした「追い風」を受けてか、メーガン妃は8月に予定されている伝記本の出版で、一気に「巻き返し」を図っていると報じられています。

The Duchess of Sussex believes Finding Freedom will "finally set the record straight" on their 'abdication'
(サセックス公爵夫妻は、「自由を求めて」の出版で、彼らが「退位」したことへの「誤解をはっきりさせる」と信じている)

   「Set the record straight」には「誤解をはっきりさせる」とか「白黒はっきりさせる」という意味です。夫妻のお気に入りのライターが書いた、この伝記。夫妻に関するフェイクニュースがあふれる中で「秘められた真実を語った」とアピールしています。

   「アフターコロナ」の世界がどうなっていくのかまだまだ不透明ですが、メーガン妃にとって「追い風」が吹いてきたことは間違いなさそうです。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、「set the record straight」(白黒はっきりさせる)を取り上げます。直訳すると「記録を正す」ですが、「間違ったことを正す」「白黒はっきりさせる」というニュアンスで使われる表現です。

Let's set the record straight!
(白黒はっきりさせようよ!)

Let me set the record straight
(私に誤解を解かせてください)

Iset the record straight about my relationship with him
(私は彼との関係をはっきりさせた)

   果たして、「アフターコロナ」の世界でメーガン妃が「勝ち組」になるのか、それともさらなる批判にさらされるのか......。「白黒はっきりする」日は近いかもしれません。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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