通常では仕入れない高級魚の注文も......
●産直でワクワク、外出自粛の家庭の食卓を彩る
みらいマルシェ株式会社(東京都港区)は、生鮮品の産地とスーパーマーケットが漁港や市場からの情報をいち早く共有し、直接取引を行えるスマホアプリ「みらいマルシェ」に、スーパーが全国の産地へ欲しい鮮魚や青果をリクエストできる機能「アンテナ」を追加し、運用を開始した。5月13日の発表。
スーパーは「アンテナ」を使ってアプリから取り扱いたい鮮魚や青果の条件を発信すれば、各地から条件に合った提案が受けられ、仕入れを行うことができる。みらいマルシェでは、自粛生活が続く消費者に「わくわくする食卓時間を提供するサポートを目指したい」としている。
新型コロナウイルスの影響で、自宅での食事の機会が増えスーパーの利用客数も増加。スーパーの中には、こういう時だからこそと品揃えを凝らすところもあり、同社ではそうした店舗側の希望に応えようと、新機能を追加した。試行段階では、通常ではスーパーでは仕入れない高級魚の注文もあり、各店ではお客にも好評だったという。
●飲食店の支援プロジェクト「さきめし」にサントリーが1億円を拠出
サントリーホールディングスは、新型コロナウイルスの感染拡大で営業自粛を余儀なくされている飲食店を支援するプロジェクト、「さきめし」に賛同。資金拠出などの支援を表明した。2020年5月13日の発表。
「さきめし」は、インターネットを使ってさまざまサービスを提供するGigi(ジジ)株式会社(福岡市)が3月9日にスタートさせた。外出自粛などで、行けないお気に入りの飲食店などに食事代を先払いして支援。食事は新型コロナの影響が落ち着いてから、という仕組み。このプロジェクトでは、Gigiが提供している、友人や知人らに食事をごちそうできる「ごちめし」というアプリを活用して、自分宛てに食事代を先払いする。
サントリーは、「さきめし」の先払いでかかる10%の手数料を、5月25日から期間限定で負担。寄付金と合わせて計1億円を拠出する。