ビットコイン「半減期」にどう動く?(慶応義塾大学)
みなさんこんにちは。馬医金満です。
2020年も慶應の代表として、カソツー大学対抗を担当させていただくことになりました。1年間、どうぞよろしくお願いします!
さて、今週は取引を見送りました。
ビットコイン(BTC)が、かなり値上がりして100万円を超えていたのですが、半減期による期待感で、これ以上伸びていくのか、あるいは適正な価格なのかを判断することが、ちょっと難しかったため、今回は売買せず、一たん様子を見ようかと思いました。
ちなみに今週、ビットコインはかなり値上がりしたのですが、他のアルトコインは逆に値下がりした銘柄がほとんどになっています。
イーサリアムは2万2000円台、リップルが23円台で推移していて、昨年に比べたら、ちょっと安くなってるな?といった印象なので、今後割安だったら、適宜取引していきたいと思います。
さて、今週の大きなニュースとしては、著名な投資家であるPaul Tudor Jones氏がビットコインへの先物取引を検討しているということでしょうか。
Jones氏は1987年の「ブラックマンデー」を予測した人物としても知られる著名資産家であり、同氏が運用しているヘッジファンドの資産は4兆円にものぼるといわれています。
米紙ブルームバーグの報道によると、Jones氏は中央銀行のインフレリスクをヘッジする手段として、ビットコインが「ベストチョイスの一つ」に入ると指摘しました。
今後、コロナウイルスの状況も関係して、ビットコインをはじめとした仮想通貨が安全通貨として需要側に寄っていく可能性も十分にあるのかなと考えています。
来週は大きなニュース等で値動きがあった場合短期間で取引をしようと思っています。
では、また来週!
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
著名投資家が仮想通貨への投資を強めることから、新規マネーが流入するということはしばしばみられます。2017年にも、日本ではcis氏などのフォロワーを多数持つ投資家が仮想通貨への投資を行っていることを表明すると、上昇トレンドに拍車がかかりました。
「割安」というコメントがありましたので、ビットコインの適正価格の参考とされているハッシュレート分析によると、妥当価格は91万円前後とされています。妥当価格から乖離することはあるものの、過去の値動きでは、この価格を挟んで推移するため、取引の参考にしてみてください。
【補足】
ハッシュレート=マイニング(仮想通貨の新規発行や取引承認に必要となる計算作業)する際の速度を表す指標。ハッシュレートが高いということはマイニングを行う処理能力が高いということです。ハッシュレートが高くなる要因には、マイニング参加者の増加があげられます。マイニングに参加、投資する参加者の増加率を確認できるという意味合いで、ハッシュレートは重要度の高いデータの一つといえます。
※フィスコが定期的に配信しています。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
5月8日現在 1万円